偽剛拳「これはこれは、ずいぶん面白い感動ショーだったネ。実に無様で無駄なことをしたもんダ。まあ、これで剛拳がいなくなった今、僕がオリジナルになっちゃうカナ!?」
流剣「・・・・舐めたこと言ってんじゃないわよ。」
偽剛拳「なに?」
偽剛拳「言葉だけで、立つ気力もないんじゃないカ。さあ、無駄に助かった命、どうするんダイ?」
流剣「・・・・・・。」
流剣「ほんと、頭にくるわよ。」
流剣「勝手なことして、意味わかんない。ずっと一緒だって言ったのに、ふたりでひとつだって言ったのに。ほんとバカみたい。」
偽剛拳「フハハハ。逃げるカイ?今だけなら逃がしてあげてもいいヨ。」
流剣「生意気でバカだけど、強くて頼りになって、時にはその強さに嫉妬もしたわね。」
流剣「アンタが約束破ったんだもの。私もひとつ破るわ。このままなにもせずに生き延びるなんてできない。」
偽剛拳「おいおいおい。もしかしてまだ一人で戦う気カイ?」
流剣「一人じゃないわ。私たちはいつだって二人でひとつだもの。」
偽剛拳「なにを馬鹿ナ・・・っ!?」
流剣「一緒に、戦いましょう。」