シルファーの冒険日誌

邪千光「君も心底しぶといネ。たったひとりで何ができるっていうんダイ？」


剛拳「へ・・・へへへ。」

邪千光「？」



剛拳「ぐ・・・っ！面白いこと・・・言うね。お前・・・。」

邪千光「なんだって？」

剛拳「少なくとも私は・・・、あいつに会って以来・・・、ぐふっ！」

剛拳「ひとりで戦ってるなんて思ったことは・・・ないっ！」

邪千光「ダメージで頭までおかしくなったカイ？今の君がまさにその状態じゃないカ。」

剛拳「私は・・・まだ・・・。」







剛拳「諦めちゃいない・・・！」








・・・・・・・・・












王女「ここは・・・？」









『あら？意外と早かったじゃない？』


王女「誰！？」



『平和な時間は楽しめたかしら？』

王女「あなたは・・・・私？」

『でもここに来たってことは、あなたも迷い始めたのね？』

王女「・・・・・・。」




王女「あなたは、」

『？』

王女「戦うことが怖くないの？」

『・・・怖いに決まってるわ。あなたはただ、アイツの魔力によって私の臆病な心だけが表に出てしまっただけ。あなたも、私だもの。』

王女「なら、どうして戦うの？」

『きっと、あの子と共に戦う宿命の元で生きているのよ。』

王女「宿命・・・？」

『でも、嫌なことだけじゃないわ。戦いを通して絆も深まるし、昨日より強く、そして昨日の敵とも分かり合えることだってあるわ。』

王女「・・・・。」






つづく