なんだか意識がふわふわしている。
おそらく夢の中なのだろう。
『ちょっとアンタ!』
『遊んでないでちゃんと戦いなさいよ!』
怒声が響く。
この子、こんなキャラだっけな・・・?実際はもっと・・・
【っさいな!!】
【真面目にやるほどの相手かよ!!】
さらに聞き馴染みのある声が聞こえた。
なんだ、ここは・・・一体何と戦って・・・
「ねえ。」
「ねえってば!」
ん?
流剣「剛拳さん!」
剛拳「ほぁ?」
流剣「ほぁ、じゃないわよ。今日は課外授業で私とペアなのに・・・」
剛拳(やっぱり夢だったのか・・・)
流剣「なんで目を離すとすぐ寝ちゃうのよ。」
剛拳「だって授業つまんねーんだもん。あ、それとさ、流剣さんはさ」
流剣「え?」
剛拳「剣で魔物と戦ったりする?」
流剣「そんな怖いことするわけないでしょう!」
剛拳「だよね・・・。」
剛拳(あの大人しい流剣さんが、勇敢に戦うわけないよな・・・。)
流剣(・・・・・・。)
流剣(剛拳さん、まさか昨日の私と同じ夢を・・・?)
【備考】
だからといって特に続きがあるわけではありません。