黒服「鬱陶しい記憶ともども、マチ!お前を・・・!」
マチ「・・・。」
黒服「くっ・・・!今度はお前の魔力が回復した時の2度目のっ!」
マチ「今のお前みたいに、幼くして襲撃を受けた時からこの時まで、究極呪文マダンテの使い方を記憶から消し去っていた。幼い頃は暴走しただけだったけど、2度目のこの時は記憶が復活して自分の意志でお前を倒したんだ。」
黒服「忌々しい・・・。1度は杖となりお前の成長・回復を待ち、2度目に破れてからはこうして徐々に僕の魂がお前を支配していった。」
黒服「あと少しでお前の意思など喰らいつくしてやる。邪魔を・・・!」
マチ「そうして記憶が甦っていることこそ、やはり私への恐怖が消えていない証拠!ならばもう一度っ!」
マチ「今度はお前の支配を緩めるために!フォースブレイク!」
黒服「ちいっ!無駄なことばかりを!」
マチ「無駄じゃない。支配されている中でも私は見ていた。あのシルファーって人たちに私も力を貸す。そしてホーくん、お前を!」
黒服「僕を倒すって?」
マチ「ホーくん、私に倒されたとき言ってたじゃない。」
【僕もお前みたいに純粋に魔術を楽しめたら・・・こんな・・・】
マチ「闇の力に魅入られちゃっただけで、本当は良い人なんでしょう!?私が必ず元に戻してあげるから!」
黒服「いつまでも過去に囚われているのはそっちも同じじゃないか・・'、まあ好きにしろ。だが僕の支配から抜け出そうと・・・。」
マチ(シルファーさん・・・!)