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負けずぎらい

シルファー

[シルファー]

キャラID
: PM604-476
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 海賊
レベル
: 130

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シルファーの冒険日誌

2023-06-27 23:44:09.0 テーマ:写真活動

シルデレラ【8】


父上は、戦いが怖くないのですか?

誰かが傷つくことが・・・

【それはもちろん怖いさ。夜も眠れないことも度々ある。】

ならば、なぜ・・・

【愛しているからさ。】

えっ?

【国をそして、お前たち家族を、な。】











シルデレラ「王子の体に、炎が・・・。」

王子「父上、ようやくわかりました。戦いへの決意、覚悟。僕は今、なによりもシルデレラ。君を守りたい!!!」

シルデレラ「王子・・・。」

王子様の決意に呼応するかのように、闘志の炎が王子様を包みます。まるで奇跡のようなこの光景ですが、不思議と違和感はありませんでした。

王子「凄い・・・。力は沸き上がるのを感じる!これならいけるっ!」



王子「うおおおおおっ!!!!」

オーク「げえっ!なんだよ!なんだよそれはよぉっ!」

王子「愛する人を・・・!」



王子「守るための力だっ!!」

オーク「ぐあああああっ!!!」

王子様の拳による凄まじい一撃でオークは吹き飛び、もう目を開けることはありませんでした。

シルデレラ「すごい・・・。」

王子「ぼくも、誰かを守れるんだ・・・。」

王子「シルデレラ!大丈夫だった・・・・っ!」


シルデレラを起き上がらせようと手を出した王子様でしたが、どうしてもまた過去のトラウマが蘇ってしまい・・・

王子「ご、ごめん。モンスターに触れた手なんかで!少し池で洗って・・・」

シルデレラ「待って。」

王子「えっ?」

王子様が下げようとした手を、シルデレラは優しく包みます。

王子「シルデレラ!汚いよ!」

シルデレラ「いいえ。汚くなんかないわ。あなたが勇気を出して私を助けてくれたその手が、汚いわけない。」










シルデレラ「とても、かっこよかったわ。」

王子「っ・・・!」

まるで沸騰しそうな恥ずかしさや嬉しさを抑えつつ、しばらく王子様は黙って立ち尽くしていました。

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