流剣「あっ!探したわよ。」
剛拳「あっ。」
『うん?』
流剣「出かけたまま帰ってこないから心配したわよ。だいぶ遅い時間だし、帰りましょう?」
流剣「あっ。ホークマンの役者さんの方ですか?わざわざこのバカに付き合わせてしまってすみません。」
『あっ、はい。どうもご丁寧に。』
『(よくわからないが助かったな。)キミの知り合いかい?心配かけちゃいけないからね。これからも応援よろし・・・』
剛拳「ホークマン!騙されちゃだめだよ!」
『えっ?』
剛拳「あれは毒親怪人ナガレママン!優しい言葉をかけて子供を誘拐しているんだ!さあ正体をあらわせ怪人!」
(ブチッ)
『な、なんかヤバい音が聞こえなかったかい?』
剛拳「え?」
流剣「ごーちゃん。ヒーロー役に会えてテンションが上がるのはわかるけど」
剛拳「なんだよ役って!意味不明な・・・・」
流剣「ひとつ聞いてほしいの。」
流剣「役者さんの前だから下手な真似はしたくないけれど、私ね、帰るわよって言ったんだから。」
流剣「こんなしょうもないことで」
流剣「同じことを2度も」
流剣「 言 わ せ な い で 」
剛拳「ホークマンさん。」
剛拳「よくわかりませんが、ご迷惑をかけたようですみませんでした。優しくて頼れる流剣さんが心配しているので、これにて失礼いたします。これからのご活躍を切に願いつつ、毎週楽しみに視聴させていただきます。では。」
『えっ!?さっきまでと別人じゃないのかい!?キミ!』
剛拳「さあ、帰りましょう。怪じ、あっ間違」
(ドゴォン!!!!)
剛拳「り、流剣しゃん・・・。」
流剣「良い子ね。」
とりあえず元気は少しもらえたホークマンの役者さんであった。