「カラーはいかがなさいますか?」
剛拳「あっ?えっ?あーっ・・・しらあい高っか!スカイブルーで!!」
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剛拳「いそげいそげいそげーっ!!」
流剣「はぁっ。年に1度の日にやってくれるわね。まあいいわ。私一人でおまいり・・・」
(ダダダダダダっ!!!)
流剣「・・・・・。」
剛拳「ごめんねー。遅くなっちって!」
流剣「遅くなった、じゃなくて。」
剛拳「うっ」
流剣「忘れてた、でしょ?」
剛拳「うううっ!」
流剣「どうもありがとうございます。大事な大事な修行を投げ出してこちらに来ていただいて。」
剛拳「あっ、いやあ。それほどでも。」
流剣「褒めてません。」
剛拳「あっ、はい。」
剛拳(まっ、まずい。だいぶ機嫌を損ねているなあ・・・。なんとかしないと!)
剛拳「わっ、私もお願い事しないとなぁ!ながれちゃんとずっと一緒にいられますように!」
剛拳(ちらっ)
流剣「声に出すと叶わなくなるわよ?」
剛拳「あっ、そうなんですね。」
剛拳「・・・・・。」
流剣「・・・・・。」
剛拳「な、ながれちゃんはなにをお願いしたの?」
流剣「おしえない。」
剛拳「毎日おいしいもの食べたいとか。」
流剣「んなわけないでしょ。」
剛拳「強くなりたいとか。」
流剣「そういうのは願うものじゃないから。」
剛拳「あっ、はい。」
剛拳「も、もしかして私と同じ願い事だったりしてー!!」
剛拳「なん、つって・・・。」
流剣「いや・・・。」
剛拳「あっ、ごめんごめ・・」
流剣「そんなわけないじゃない!バカじゃないの!!」
剛拳(えぇ・・・。わかりやすっ。)
流剣「なにニヤニヤしてんの。」
剛拳「ずっと一緒にいようねーっ!」
流剣「もう・・・。」