巻き込まれ体質、また極まる。
いつだって私は挑戦者であり訪問者。
困難や事件は向こうからやってくる。でもさすがにこう何度も続けば、そういう運命のもとにあるのだと諦めもつくというものだ。
お人好しと呼びたければ呼ぶがいい。心が、体が、ついつい動いちまうんだ。
【それ楽しい?】
ん?
【やっぱ戦いってさー、楽しいほうがいいじゃん。お前ってなんかいつも大変そうに戦ってるもん。】
まあ確かに戦いは辛くて苦しいことばっかりだけどさ、倒したり傷つけたりが戦いじゃないんだよ。
【ほうほう。】
対立し合う相手とも、拳や武器を交えることでお互いの心が見えてくる。
戦いこそが会話ってくらいの不器用さも、時には必要なんだよ。
【それなら私もわかるよ!私にも全力で守りたい人がいるから。】
【いま、大変な時期なんでしょ?私の闘気、分けてあげる。熱い気持ちで困難を乗り越えて!!】
服が、変わった・・・。
てか、体の中から声が聞こえたみたいだったけど、誰だったんだろうか。