剛拳「待たせたな。」
客「おお!・・・・・って、その娘うしろ向いてるじゃないか!期待させておいてその態度はないだろう!」
剛拳「見続けてみろ。そうすればわかる。」
客「はぁ?見続けてはいるけどなにも・・・」
流剣「あ、あのっ!!」
客「え?」
剛拳(きた。)
流剣「あ、あの・・・。」
客「なんだなんだ?接客慣れしてないなら剛拳ちゃんにチェン・・・」
流剣「あの!そ、そんなに!」
流剣「そんなに・・・見ないでもらえるかしら?」
流剣「はっ、恥ずかしい、ので・・・。」
客「!!!!!」
剛拳「そうだっ!これこそがっ!見る人を魅了し、最高に惹きつける最強の武器!!」
剛拳「恥じらいだーーーーーっ!!!!」
剛拳「そのいつもより少しか細い声が!照れくさそうにはにかむ恥じらいが!何にも勝る最大のエッセンス!目を離せないまるで芸術品のようではないかっ!!」
客「あああ、ありがとう!ありがとうっ!!」
流剣(帰りたい・・・。)
店主「もし、そこのあなた。」
流剣「・・・・・はい?」
店主「恥ずかしいところ悪いけれど、今日うちは天使と悪魔コスプレDayなのよ。もう少しお付き合いいただけるかしら?」
流剣「えぇ・・・・・。」
店主「どうかお願いよ。」
流剣「ま、まあ。どうしてもなら仕方ないわね。」
流剣「私をはずかしめた罪深き者たちよ。」
客「はい。」
剛拳「ついでに、はい。」
流剣「ええっと・・・今から10分正座を我慢したら許してあげるわ。寛大な処置に感謝することね。」
客「はい!わかりました!」
剛拳「なあんだ」
剛拳「それくらいで許すとか、なんだかんだで優しいんだよなあ。」
流剣「あら、アンタはなに正座なんかしてんのよ?」
剛拳「え?さっき10分我慢すればって・・・」
流剣「はんっw バッカじゃないの?アンタには特別なお仕置きが必要に決まってるじゃないの。」
客(おお・・・、悪魔的表情とセリフ。良い!)
今日1番客を惹きつけた瞬間だった。