【不思議と惹かれる?】
『なあなあ!こういう仕草してるとさ、頭が良いように見えるだろ!?え?本の内容?まったくわかんない!!』
最近ここで勤めることになった新米天使の僕の担当になった先輩天使。
とても明るい方ではあるが、勉学は苦手らしい。僕のほうがすぐに追いついてしまうのではないだろうか。
だが、とある日。
野外での仕事となった僕に、いつものように先導してくれる先輩。
ニコニコと世間話ばかりしていた先輩だったが、いざ祈りを捧げる瞬間に僕は目を疑った。
いつもニコニコで勉学は苦手。そんな先輩の祈りの姿は
とても美しかった。
【悪の魅力】
『消し飛べ!光の使者よ!!』
『おいおい・・・。わざわざ勇敢に我がもとへ足を運んだと思いきや、ハハハハッ!まさかその程度の実力とはな。』
『まあ、我の退屈しのぎに付き合うというのならば今は見逃してやる。また力を付けて出直すがよいわ。・・・・ん?なんだ貴様。見逃すと言っているのだから、こちらを見ながら這いつくばったままでなんの意味がある?』
『・・・・うーん。ああ、そうかそうか。フフフ。』
『目が離せぬなら我が魔力で貴様の拠点へ飛ばしてやろう。また相まみえる日を楽しみにしているぞ・・・坊や♪』