流剣「あのね、ごーちゃん。」
剛拳「ん」
流剣「私、自分が可愛いなんて思ったことないわよ?」
剛拳「・・・・・・えぇ?」
流剣「そ、そんなに驚くことかしら?」
剛拳「だってながれちゃん知らないの!?」
流剣「なにが?」
剛拳「いつもよく買い物やお散歩してるアラハギーロでも、ながれちゃん結構注目集めてるんだよ!?」
流剣「・・・そうなの?」
剛拳「うん。」
剛拳(まあ、)
剛拳(その中でも怪しそうなヤツには私が睨みをきかせて大変なんだけどね・・・。)
流剣「ほら、私ってさっきみたいに手が出やすいし。アンタにだけだけど。それに怒りっぽいから、可愛いのとか綺麗なのって似合わないって思うのよ。」
剛拳「んー。別に私は殴られ慣れてるからいいけどさ。まあ、ながれちゃん自身が思ってるなら無理に否定はしないけどさ、私はやっぱりながれちゃんは可愛いし、笑ってても怒ってても大好きだし、だから」
剛拳「そんなながれちゃんといつも一緒にいられるのが、自慢したいくらいに誇らしいんだよね!えへへ!」
流剣「ふぅん。」
流剣(眩しい笑顔。こんなに明るくて、素直に自分の気持ちを伝えられる。誇りたいのはこっちのほうだわ。)
流剣「でも、そうね。自分に自信はないけれど、他でもないアンタが褒めてくれるのは、」
流剣「とても嬉しいわ。ありがとう。」
剛拳(ううむ・・・これはますます町中での警戒が必要ですな。)