ユキ「シルファー!!」
シルファー「ユキ・・・私は、大丈夫だから。」
ユキ「そうは見えねえだろ!今そっちに・・・間に合えっ!!」
ズドォオオーーーーーン!!!!
シルファー「ユキ!」
ユキ・・・。
ゆっきー!!!
ユキ「間に合・・・・」
ユキ「・・・へっ?」
シルファー「大丈夫?めっちゃうなされてたけど。」
ユキ「あ、ああ。(確か昨日、久々の激しい戦闘で・・・宿に着いた途端に寝ちまったんだ。)」
ユキ「悪いな、心配かけて。俺は大丈夫だから、今日もレベル上げの続きをするか?」
シルファー「そんな急いでないから、ゆっきーはそこらで気晴らしでもしてきなよ。疲れが溜まってんじゃない?」
ユキ「俺は別に・・・」
シルファー「それにしても」
ユキ「うん?」
シルファー「私の名前を叫びながらの寝言なんて。いやあ、ゆっきーったら私のこと大ちゅきなんでちゅねぇ!」
ユキ「お前みたいなヤンキー、女として見るかバカタレ。散歩してきます。」
シルファー「はい。いってらっしゃい。くれぐれも戦闘なんかしないようにね!」
ユキ「わかってます。」
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ユキ「はぁ・・・。」
ユキ「疲れが溜まってる感じはしねぇんだけどな。まあ、あのヤンキーに従わないとうるせぇし・・・。」
ユキ(それに、さっきの夢。なんとなくだけど、)
ユキ「あれで目覚めなかったら、夢の結末は・・・。」
ユキ「疲れじゃなく、あるとしたら悩みか。まあ、なんとなくは分かってるんだけど・・・。」
おーい。
おーーーーい!!
ユキ「ん?」
シルファー「追いついた!」
ユキ「お前、ついてきてたの?しかも浴衣なんか着てるし。」
シルファー「ん?まあ季節柄ね。」
ユキ「(まだ年末は少し先だけど・・・。)さっき散歩してこいって言ったのお前だろうに。」
シルファー「・・・そうだったね。まっ、軽くデートでもしようよ!」
ユキ「お前とぉ?」
シルファー「ご不満かね。」
ユキ「いや、別に。」
シルファー「さあ、いこう!そしてしっかり悩みを聞くよ!」
ユキ(心配かけちまったか。ま、一人よりはいいかな。)