シルファーの冒険日誌

剛拳「じぃーーーーっ。」

常連「な、なんでしょう？」

剛拳「美味しそうだなあ。」

常連「へ？」






剛拳「ねぇねぇそれさあ。ひとくちもらってもいいかなぁ？」

常連「い、いやあそれは・・・・まあ、ひとくちなら」




『ダメに・・・・』






『決まってるでしょうがぁっ！！』

（ﾄﾞｺﾞｫﾝ！！！）

常連「！？」

剛拳「痛ってえ！！」







流剣「アンタねえ、お客様の品物をねだる店員がどこにいんのよ。」

常連「あ、いやまあ、ひとくちだけなら・・・」

剛拳「そうだよ！ひとくちひとくち！」

流剣「どうせひとくち食べたらもっと欲しくなるでしょうに。お客様もこの子を甘やかさないでください。」

常連「あ、はい。」


剛拳「なぁんだよ。ながれちゃんのケチンボ」

流剣「・・・・・はぁ？」

剛拳「そんな真面目すぎると甘いスイーツも苦くなっちゃうよーだ！けちんぼー！」




流剣「なぁんですってぇ！？ざっけんじゃないわよ！！！」

剛拳「うわあ！にがにが女王だー！」

流剣「このっ！！」





こんな二人の毎日のやりとりが、常連さんたちの隠れた楽しみだったりする。