【数時間前】
俺「お願い?」
千光「プレイヤーさんがご指名で撮影するほどです。私にもその赤シルファーを見せてください。」
俺「撮影に参加したいって?」
千光「はい。」
俺「できるの?」
千光「わずかな時間ですが、ふたりの力をすこしずつかき集めて第3人格として降臨します。」
俺「ほんとなんでもありだね。」
千光「最強に不可能はありませんよ。」
俺「まあいいけど、こちらからもお願いがある。」
千光「なんです?」
俺「面倒なことになりそうだから、姿は隠してくれないかな。衣装のこともあるし、なにかあったら守ってあげてよ。力も抜かれて本調子じゃないかもだしさ。」
千光「了解です!」
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剛拳「ホークマン、ありがとう!」
ホークマン「その衣装、残りの時間も大事にするん、だよ。」
剛拳「うんっ!!毎週テレビ見てるからね!」
ホークマン「ああ。」
流剣「あの・・・たまには勝つ回を増やして・・・」
ホークマン「おっとすまない!そろそろ時間のよう、だ。」
剛拳「え!?」
流剣「あっ。」
ホークマン「さらば!今度のお着替えレンタルは、別の身内に譲ってもいいかもしれない、ぞ!」
俺「ホークマン!」
ホークマン「?」
俺「ありがとう。」
ホークマン「構いませんよ、約束ですからね。」
流剣「!?」
剛拳「ホークマン・・・プレイヤーくんには敬語に!どんな関係なの!?それに約束って・・・?」
ホークマン「さらば!」
剛拳「あーあ、行っちゃった・・・あ、そうだ。ながれちゃん!無事でよかった。」
流剣「おバカ。狙われてたのはアンタでしょう?でも・・・・」
流剣「衣装より私を優先してくれたこと、嬉しかったな。」
剛拳「な、なに言ってんの!相棒を守るのは、当然だよ・・・!」
流剣「あー、照れてるんだぁ。うふふっ、最初は衣装を気にしてたくせに。」
剛拳「う、うるさいな!」
アハハハハッ
ホークマン?「ふー。」
ホークマン?「衣装を譲った上にふたりがいちゃついて終わりじゃないですか、まったく・・・。」
千光「負けは認めますが、高くつきますよ。プレイヤーさん。」
俺「はいはい。次回は期待しててよ。」
千光「約束ですからね!」
おわり