シリュウ「名戸、お前の姉への想い。そしてその姉を失った気持ちは耐え難いものだったろう。」
シリュウ「だがな、それを理由に歪んだお前によって傷ついた世界。流れた血や涙を、私は捨て置くわけにはいかねぇ。」
名戸「・・・。なら、どうしたらよかったんです。我ら兄弟にとっての大事な姉上が突如いなくなり、我は長兄として世界を統べる役目を担っただけのこと!」
名戸「それにすら同意せず、あげくの果てには我に反旗を翻した愚弟共など、その世界もろとも無くなればよかったんだ!!」
シリュウ「痛みによって救われる世界なんてあるはずがねえ。」
名戸「馬鹿を言うな。支配こそが正義。全てが屈するただ一つの理よ。」
シリュウ「ならお前にも、世界が、皆が受けた痛みを受けてもらうぜ。」
名戸「シリュウ・・・!!」
シリュウ「名戸」
シリュウ「お前の支配じゃ辿り着けねえ強さってモンを、この私が教えてやるぜ!!!」