メルサンディGP、一切面白くなくて愕然とした。
どうやらドルボードレース、「気持ちよく走らせることにフォーカスした回」と、「気持ちよく走らせないことにフォーカスした回」があるもよう。
ウェナGP(すごくよかった)は前者。今回のメルサンディは後者。
たぶんコース設計をした担当者が別人なんじゃないかと思う。たぶん今回の設計者は、根本的なところをいろいろ勘違いしてると思う。
石垣にひっかかるようにハザードとブーストチケットを置いたり、溝に入ったら引き返さなきゃならなかったり、そんなふうにコースを作る必要ないじゃないですか。
ここでブーストしたい、と思ったところでブーストでき、まさにそこでブーストしたときに成績が良くなる、という作り方をすれば、プレイヤーに快感が発生する。そのように作ることは難しくないはずだ。
今回のはその逆をやっている。「ここでブーストしたいでしょう、でもできないんですよ」「このチケット取りたいですよね、でもうかつにとると石垣の端っこにつっかかるんですよ」そんなふうに作って快感を覚えるのは、プレイヤーではなくて、「してやったりとほくそえんでる開発者」だけなのです。プレイヤーに快感をおぼえさせるためのゲームなのか、開発者がしてやったりとほくそえむためのゲームなのかということをとらえなおす必要があります。
なんか今回のやつ、「理不尽な思いをさせることを目的として作られたユーザー作成のスーパーマリオメーカーのステージ」みたい。
このコースでいい、とゴーサインを出した安西さんも何かを考え直す必要があると思います。
今回のドルボレース、あいのり販売がめっちゃ高額になっているのが、いろんなことを物語っていますね。だって走りたくないもの。