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悲愴なムキムキ

リップル

[リップル]

キャラID
: XM982-626
種 族
: プクリポ
性 別
: 女
職 業
: 旅芸人
レベル
: 136

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写真コンテスト

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リップルの冒険日誌

2022-05-07 13:25:14.0 テーマ:職人活動

『呪われしさいほう針  2』 ドラテン・ミステリー

 
むかしむかし…まだドラテンがバージョン2の時代…。

これはグレン住宅街に住んでいたエルフ女の裁縫職人の物語…。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

『これを使えばお金がみるみる貯まる!金運アップ!黄金のさいほう針!』
   
「なにこれ?あっほらし…」
私はつい口に出していた。

こんなくだらない商売考えつくなんて、ある意味才能だなぁ。と私は思った。
それも価格は200万G。
奇跡のさいほう針★★★ですら32万Gで買えるのに、ほんとばかみたい…。

私がその場を去ろうとした時、隣にある別のポップが視界に入った。


『あの大人気装備の退魔だって簡単に縫える!その評判は本物です!』


…はー、ばかばかしい。もういこ。






数日後

いつも通りに水のはごろも下を縫っていると、珍しくお誘いの声がかかった。


『こんこん〜。ピラミッド1〜7行かない?』


ちょっと迷ったけど、私はOK!を返して僧侶になり、自分で縫った自慢の水のはごろも一式に着替えた。もちろん耐性錬金は万全だ。

ピラミッドみたいな新しいコンテンツには消極的だったけど、別に戦闘は嫌いじゃなかった。
難しい課題に協力して挑むということは楽しく思えたし、自分で作った装備を試す絶好の機会でもあったから。



私は意気揚々と集合場所に赴いた。

そこに待っていたのは…








全員退魔の装束で身を包み、明るい表情で私を出迎える三人だった。
   
魔1「よろしく」
魔2「おいっすw」
賢 「こんにちは〜よろしくお願いします!」

私「よ、よろしくお願いします」





僧侶という最後衛ポジションで戦っているので、戦闘中も三人の姿はイヤでも目に付く。
 
魔法使いのヒトも賢者のヒトも、退魔を身にまとったその一挙手一投足はひときわ強い輝きを放ち、とても生き生きとしてるように見えた。


別に三人は私の装備を馬鹿にしたり、けなしたりしなかった。
それどころか、全員で和気あいあいとチャットを交えながら戦ってたくらいだ。

でも、私はどうしても
『三人は心の内では私の装備を馬鹿にしてるんじゃないか』
という思考が頭から離れなかった。


無事、第七の霊廟までを終えて、笑顔で解散して帰宅し、床に就いた後も変な想像ばかりが頭に浮かぶ…。

『水のはごろもwww』
『僧侶さんww今バージョンいくつか知ってます?www』
『いいですか僧侶さん。退魔セットには封印ガード20%がつくんですよ。これはすごい数値で指輪とセットで100になるんです。水の羽衣のセット効果は時代遅れで他にも守備力が云々…』


こういうのを被害妄想って言うんだろうか。
あーあー!ホント自分が情けなくなる!

自己嫌悪モードのまま、私は眠りについた。
   
その翌日…




私は今、ワクワクしている。
けれども不安でたまらない。
すごく複雑な心境だった。

自宅の作業部屋にいる私の目の前に置かれているのは…


一着分の退魔の装束上の材料と…



ピカピカの“黄金のさいほう針”だった。


ー 続く ー
  
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