今回は読書感想文。
SF小説の「未来経過観測員」です!
ネタバレはしません!
作者は「タテの国」の田中空さん。
角川から書籍化されています。
発売日は3月4日なので、ちょっと経ってますね。
近くの本屋には置いていなかったのでネット通販で買う必要があり
遅くなってしまいましたw
でも読み始めると面白くて1日で読んじゃいましたねw
タイトルから連想できる通り、未来を観測する仕事をしている人のお話です。
まさにSFって感じの設定。
タテの国はSFの皮を被った冒険マンガでしたが、本作はもっと純粋に
SFやってる感じ。
SFって面白いものは面白いけど取っ付きにくさもあって、
例えば人が変身して戦うバトルものを描こうとした時に
魔法で変身したらファンタジーもの、科学技術で変身したらSFっていう
だけの違いしかないはずなのにSFだと科学技術に矛盾がないかって
考察、検証みたいな事をする人がいて、そういう人対策かどうか知らないけど
まあ面倒な説明文が長々とついてたりするんですよね。モノによってはw
わたしは昔、SF小説わりと読んでた方なんですが
そこの部分で拒絶反応出ちゃう事もよくあって。
読みやすいSFと読みにくいSFって振れ幅大きいなーって印象があるのです。
まあでも、ファンタジーでも世界観を知らせる記述は必要だし
その辺を違和感なく物語に落とし込めるかどうかが作家の腕って事なのでしょうか。
なので別にSFが好きって訳ではなく、面白ければ何でもいい派ですw
SFのメリットってなんだろう。
科学技術をもとにしてるからホントにあり得そうと思わせやすいことかな?
さてさて、未来経過観測員についてですが、さっきも書いた通り
1日で読めちゃうくらい読みやすいSFでした!
読んでいて感じたのがスピード感でしょうか。
これはタテの国にも通じるものがありますが
起承転転転転、、、、みたいなストーリーテリングで
次の未来がどうなっているのか本当にわからないw
それなのにエンディングの納得感。
あれだけ振り回しておいて、綺麗な着地。
すごいw
という訳でとても面白かったですw
興味ある人はぜひ読んでみてくださいw
(たぶん誰も読まないだろうけど)