今日も過酷な鎌の練習…
エトワール
父よ…もう疲れたのだ…休憩せぬか?お腹もすいたのだ…
(朝からの練習で手が痺れ、昼飯もまだで、エトワールは限界を父に伝えた)
ネルゲル
ならぬ、この攻撃を防御出来るまで許さぬぞ?
(ネルゲルはエトワールに向けて力を放った)

エトワール
ぐっああっ!!
(何とか結界を貼るが、すぐにネルゲルの力により結界が崩れていく、全身に走る苦痛に空腹感)

エトワールは地に倒れた。
ネルゲル
これしきで倒れるとは片腹痛い…さあ、立つのだ
(言いながら息子にベホマをかけた)
エトワール
……うっ、うう…
回復されては、倒れるまで鎌の練習…
我はお腹もすいたのだ…
(沸々と怒りが込み上げてくる)
ネルゲル
立ち上がらねば、我が息子ではないわ!
アークデーモン
あ、あの…ネルゲル様、空腹では力も入らないかと!
今日はここまでになされては?
ネルゲル
ふっ、我が息子ながら情けない奴だ…
エトワール
…………………………
(エトワールは拗ねた)

その夜ネルゲルの部屋にて
ネルゲル
鎌を持ちこんな夜にどうしたのだ?
エトワール
鎌を返しに来たのだ…
ネルゲル
ん?
(息子の言葉の意味がわからず困惑し)
エトワール
我は今日限り、父さ…、いや、冥王の息子をやめる
(ネルゲルの前に鎌を置けば、そのまま逃げるように足早に部屋を出て)
ネルゲル
…………
(暫く息子が残した鎌を見て)
………………我が息子をやめるだと?
(息子が立ち去ってから暫くしてからようやくネルゲルは怒りを露にした)
良い度胸だ…さて、どうしてくれようか!!
ネルゲルの怒りに反応してか、天候は嵐になっていた。
雷が響き、激しい雨の中、エトワールは護衛騎士ルルーシアンを連れて城を後にした。
エトワール
我は自由に生きるのだ…

妄想70
このあと護衛騎士との旅がはじまります(〃ω〃)
家出をした息子がどうなるか…良ければ見てね♪