エトワール
ルルーシアン…今まで我を守り…感謝する………
これ以上はもはや…逃げれぬ……
(あらゆる技を使って逃げてきたが、既に迫り来る気配から逃げられぬと悟り)
……もうすぐ、来るだろう…
そなたは離れていていい………
護衛騎士ルルーシアン
……反省し、ひたすら謝って下さい!
それが御子息の為です!
(迫り来る恐ろしい気配に冷や汗を流し)
その時、黒いモヤと共に冥王は現れた。
躊躇いもなくエトワールに向けて鎌を振り上げる。
護衛騎士ルルーシアン
そ、それは御子息が死んでしまいます!
(あまりの巨大な力にルルーシアンはエトワールに新たな結界を纏わせて)
ネルゲル
一度、一度だけ、死を経験するがよい!
エトワール
わ、我に死んではならぬと言ったではないかっ!!
ネルゲル
それは我が息子に言った事よ!
(ネルゲルは鎌を振り下ろしたが、我が子の悲痛な声が微かに鎌の威力を無意識に下げた)
凄まじい爆音と共に振りかざされた鎌が竜巻を作る。
護衛騎士はエトワールを直撃から守るためエトワールに体当たりし転移の石を使った。
護衛騎士ルルーシアン
ぐっ、ああっ!
エトワール
うあああっ!!
どれくらい気絶していたのだろうか…
エトワールは見知らぬ場所で目を覚ました。
エトワール
………生きてる?……
(茫然として、身代わりになったルルーシアンを思い出し背筋が凍りつき)
ルルーシアン……我を庇って……生きてるのか?
………
(鎌を振りかざす父を思い出し)
と、父さんがっ、父さんが我を殺そうとしたっ……
本当に………我をっ……
(エトワールはどうしていいかわからずそのまま動けず、泣く事も出来なかった)
……………我は……もう息子ではなくなったのか?
妄想75
まだ家出続きます(;゜∇゜)まさか予想より長くなるとは……
もう暫く見てくれると嬉しいです(ノ´∀`*)