その日
冥界にエテーネの生き残りは攻めてきた
そして、冥府の縛鎖を破られ
ネルゲルは敗北した…
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エトワール
竜王よ………約束の時が来た…
我はこの為に生きてきたのだ!
(冥王ネルゲルの死と共に、空が渦巻いて行く)
我が肉体を我が父に!
我は………冥王ネルゲルの息子、
そして今こそ我はネルゲルなのだ…
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竜王
約束は守ろう…
エトワール
感謝する……
そして、我がいた記憶をなくしてくれ…
誰も悲しまぬように……
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エトワール
………ああ、これが我が父の体……
ネルゲル
……エトワール?
エトワール
我は帰って来たのだ…ただいま、父さん!そして、
ありがとう…
ネルゲル
……………エトワー
こうして、エトワールは父の体と共に粉砕した。
闇の根源の手が倒れていたネルゲルの息子だった体にネルゲルの魂を入れる。
ネルゲルが目覚めたのは、それから数日後であった。
冥王ネルゲル
この体は?
竜王
………少し若返っておるが、問題なかろう?
さあ、冥王よ…あやつの分まで生きるのだ……
冥王ネルゲル
おかしなことを…
(ネルゲルは立ち上がり、ふと、窓に映った自分を見た)
……………っ、??
(ふいに涙が流れ落ちた)
竜王
大丈夫……か?
冥王ネルゲル
…………胸が苦しいのは何故であろうな?
(ネルゲルは涙の理由もわからず、そのまま城へと帰還した
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妄想83
ここまで見て下さり、ありがとうございました!
長く続いた妄想日誌見てくださりありがとうです!
つたない妄想小説でしたが、どうでしたでしょうか?
今まで楽しく書かせてもらいました。
また、続き書くかもですが、その時はまたよろしくお願いします。