エトワールがネルゲルの息子設定の妄想のお話しです。
その日、冥府でもお正月を迎えていた。
エトワール
父よ…ベリアルが釣り上げた鯛、今までで1番大きくて顔が怖いし目が不気味なのだ…
ネルゲル
…冥王たる息子が何を怖気づいておる…目玉をくり抜き口に放り込んでやろうか?
エトワール
!!
遠慮するのだ!!と、ところで、凄い初夢を見たのだ!
(エトワールは焦りながら初夢で話をずらそうと頑張った)
ネルゲル
ほう?どんな初夢だ?
エトワール
お、怒らぬか?
ネルゲル
怒られる初夢とは何なのだ…
(半ば呆れながらさっさと申せと顎で答える)
エトワール
実は我が父を倒す夢を見たのだ!
ネルゲル
ほう?
(なかなか生意気な夢ではないか…)
エトワール
しかも我の一撃で父は吹き飛んで死んでしまったのだ!
ネルゲル
ほう?
(我がこやつの一撃で死ぬだと?片腹痛いわ)
エトワール
それで我は冥王になったのだが父がいないと我はダメなのだ!ゆえに、我が父を復活させたのだ!
ネルゲル
ほう?
いきなり冥王になったか…、さりとて、魂を狩れぬのにどうやって復活させれたのだ?
エトワール
我の部屋にある動くぬいぐるみの魂を使ったのだ!
ネルゲル
魂狩りの練習に作ってやったあのぬいぐるみか…
エトワール
あれなら我でも狩れるのだ!でも夢では問題がおきたのだ
ネルゲル
ほう?
エトワール
復活した父は可愛いぬいぐるみで復活したのだ!
ネルゲル
…ほう?して、どうなったのだ?
エトワール
ぬいぐるみの父から正式に冥王を継承したのだ!
ネルゲル
ほう?
凄い夢だな……ある意味貴様は冥王かもしれぬ
(すぐに冥界は滅ぶであろうよ…)
エトワール
夢の話なのだ!我はまだ冥王ではないゆえ!
(褒められたと勘違いをして照れる)
ネルゲル
…………して?それで終わりか?
エトワール
まだ続きはあるのだ!
エトワール
ぬいぐるみとなった父が我の補佐となったのだ!そして、
父が冥界を管理して冥界を治めるのだ!
ネルゲル
ん?
貴様が冥王なら何故自分で治めぬ?
エトワール
ん?
我には無理ゆえ、当たり前であろう?
ネルゲル
………さりとて、冥王を受け継いだのであろう?
エトワール
我は冥王と言う証だけでよいのだ。
父がいるのに何故我が治めるのだ?
ネルゲル
ほう?
(ネルゲルはゆっくりと立ち上がり鯛の目玉を素手でエグリ取った。巨大な目玉がネルゲルの手の上でプルプルと震えている)
エトワール
わぁあ?!何をしているのだ!?
(父の行動が理解出来ずに狼狽える)
ネルゲル
ククッ、愛しい我が子に食べさせようと思ってな?魚の目玉を食べると頭が良くなると言うぞ?
さあ、食べるのだ!
その日、城中にエトワールの悲鳴と嗚咽が響き渡ったのは言うまでもない。
久しぶりに冥王の息子の日誌書きました~
見て下さった方、ありがとうです(*´艸`*)
ぬいぐるみの魂の設定はコブラやんさんから頂きました☆
ありがとうです♪