バージョン7全般のネタバレあります。
精神疾患の側面からバージョン7の話を解釈した感想です。
解離性同一性障害(DID)という精神疾患の話になるので、精神的に辛い時に時に見るのはおすすめできません。
元気なときに読んでくださいね。
続き2本目です。

ポルテには3人の人格がいることを説明しました。
師匠ポルテ、ポルるん、創失を招くもの です。
●4人目 原初のポルテ
7.6でポルテの過去を見ると、女神ルティアナはアストルティアが創失の呪いを持った状態で創生したことがわかりました。
このアストルティアが生まれてすぐの創失の呪いを持った状態のポルテが、4人目のポルテの人格です。
彼女のことは原初のポルテと呼びます。
主人公が創失の世界で出会った、緑髪に黄色の目、白い服のポルテです。
3.ポルテの人格が生まれた順番
ポルテが多重人格になった経緯と人格が生まれた順番を整理します。
●1番目のポルテ 原初のポルテ
はじめに生まれたのは、女神ルティアナが創生した創失の呪いを持つ原初のポルテです。
女神ルティアナは、父グランゼニスに「創生に憎しみ、嘆き、悔恨は不要」と、戒められていたのにもかかわらず、ゼニアスを離れた悲しみと不安に押しつぶされてしまい、創失の呪いに蝕まれたアストルティア(原初のポルテ)を創生してしまいました。
原初のポルテが持つ創失の呪いが、ポルテ自身を滅ぼしてしまうくらいなら、女神ルティアナ自身が原初のポルテを消して新しく世界を創生し直そうと考えます。
しかし、女神ルティアナは創生しなおしたとしても、また創失の呪いを持った世界を生んでしまうと考えます。
原初のポルテは消されることはありませんでしたが、魂の清らかな部分をアストルティアの地上に残し、ルティアナにより創失の世界で眠ることとなりました。
●2番目のポルテ 師匠ポルテ
この、「アストルティアの地上に残った魂の清らかな部分」のポルテが、原初のポルテの分身の人格の師匠のポルテです。
創失の世界で眠ってしまったポルテの代わりにアストルティアを動かしてきたポルテです。
●3番目のポルテ 創失を招くもの
Ver.6でアストルティアにジア・クトがゼニアスの創失の呪いを持ってやってきたことにより、原初のポルテの持つ創失の呪いが眠りから目覚めて3番目の人格としてアストルティアの地上に現れます。
この人格が、創失を招くものであり、アストルティアの消滅を目的に活動を始めます。
●4番目のポルテ ポルるん
3番目のポルテの人格である創失を招くものは、師匠ポルテにも創失の呪いを影響させていきます。
師匠ポルテが、呪いの影響を受けていない部分を切り離して新しく作ったのが、ポルるんという4人目の人格です。
4.ポルテを解離性同一性障害(DID)に置き換えて考える
創失の世界で出会った緑髪の原初のポルテは
「わたしたちなんて 消えてしまったほうが いいんだから……。」
と、自分自身のことを話しはじめます。
「創失の呪いに侵された わたしたちは いらない存在。存在しているだけで 呪いが 世界のすべてを 消してしまう。」
自分自身を否定し希死念慮を感じるセリフです。
「だから わたしたちは 魂の清らかな部分だけを
地上に残して ずうっと 眠りについていた。
ルティアナかあさまや 種族神たちが
アストルティアを 慈しみ 育ててくれた
その 記憶を抱いて まどろみながら…。」
ルティアナは、原初のポルテが創失の呪いを実行しないよう創失の世界で眠らせます。
そして原初のポルテはアストルティアを生かすために新たな人格の師匠ポルテを作ります。
これはDIDの方の元々の人格(基本人格)が壮絶な辛い体験によって記憶や感情を切り離して眠ってしまい、新しく生まれた別人格が生きるための活動を担う点にとてもよく似ています。
原初のポルテは自分自身を生みの親である女神ルティアナに自らを否定され、命を奪われそうになったわけです。
生まれたばかりのポルテにはとてもショックであり、アストルティアは消えねばならないという、創失の呪いを強めていった原因にもなっていると私は考えます。
「自分が生んだ子供がネガティブな感情を持っているから、殺してしまおうと考えた」
冷静に見ると女神ルティアナは残酷な考えの持ち主です。
DIDになる原因に幼少期の虐待やいじめなどがあるそうですが、女神ルティアナのこの言動は立派な虐待のように思えます。
ルティアナは種族神たちを創生し、アストルティアが生命と幸福で満たされて、原初のポルテが持つ創失の呪いを消そうと試みます。
これも私は人任せだなと思ってしまいます。
ルティアナは心が弱くて頼りない上に毒母に見えてきてしまいます。
続きます。