前回のあらすじ。
不可能を可能にする俺たち特攻野郎Uチーム。
パラディンも賢者もいねえパーティーでガイア討伐に挑んだ俺たち!前回と違い速攻で焼き殺されることもなく戦っていく俺たちだったか、ガイアの極悪非道の必殺技、完全物理防御の前に為す術もなかった・・・。皆が諦めかけた時、こよみの禁呪バギクロスが完全物理防御を破りダメージを与える!
しかしダメージはたったの70!どーなる俺ら!!
まさかのダメージソースが芸人のバギクロスとゆう前代未聞のガイア戦に突入!
こよみがハッスルダンスで皆の傷を癒す!
チョモロが完全物理防御の隙をぬい、刃砕きで被ダメージを減らす!
ぽちゃが天使を配り事故を防ぐ!
リーダーの俺が福引き100枚ひいても4等以上が1枚も出なかったお陰で貯まりに貯まった聖水を飲ませる!
こよみのバギクロスがガイアのHPを徐々に削っていく!
チョモロが必死に押しながら蒼天も入れていく!
ぽちゃのスクルトとベホマラーで皆のサポートにまわる!
ここで俺が針の穴を通す様な会心の聖水差し入れ!!
んー、なんかもー俺いらんよね。
もーさー、おめーら両鼻の穴に小瓶突っ込めよ。んで鼻で吸いながら口で呪文唱えればいいじゃない。
さてなんやかんやでガイアの名前も黄色から赤になり、そろそろ倒れそうだ!
ここで俺のお調子にのる悪い癖が。
(・・・俺がトドメさしてえ。)
聖水配ったり、ハッスルするなんちゅーのはリーダーの仕事じゃないやい!!
皆が一生懸命やってるところにこないだ覚えたばっかの新スキル、ピンクタイフーンを発動!!
うどん「オラァー!死ねやー!!」
あ、ガイアさんがはげしい雄叫びをしようとなさってる。でももう僕の扇は止まらない。そしてこの配置はヤバイ。
一気に4人ぶっ飛ばされる俺達。しかも俺がハッスルサボって攻撃したせいで俺とこよみが死亡。ぽちゃ、チョモが黄色。
あ、これアカンやっちゃ。そして俺が戦犯じゃ。
なにか言い訳を考えなければ。俺に責任がまわらん様にせねば。
そんな事を考えてたらチョモが死亡。
えーとね、あのね、うちの猫がね?勝手にコントローラーいじってピンクタイフーンをうっちゃったのよ。本当よ??
ダメだ、こんな言い訳が通用するわけがない、オワタ。オレオワタ。
ああ、どこからか魂に響く歌が聴こえる・・・。
画面を見ると次々に復活する俺ら。
なんとぽっちゃの聖者の詩が発動したのだ!!
俺は踊った!必死に踊った!ピンチなんて無かったかの様に!
そしてこのタイミングで完全物理防御がとける!
チョモの蒼天がガイアが真っ二つに斬り裂いた!
そう、俺たちは勝ったのだ!この賢者もパラディンもいないパーティで!
流石不可能を可能にする俺たち特攻野郎Uチーム!
激しい戦いを終えて街に戻った俺はこの青い空を見上げながら思った。
「調子に乗っちゃいけねえなぁ」