ロトシオンの冒険日誌

皆の者…大魔王ロトシオン、ここに見参！

……と言いたいところだが、昨日も俺は武闘家と盗賊のレベルをカンストさせただけの、ただのレベル上げおじさんである……。

だがしかしッ！！

ついに…ついに…この俺にも――

相棒ができたぁぁぁ！！（ドン！）

写真をご覧いただきたい。
見よ、この黒光りする肉体。赤く燃える瞳。そしてなぜかずっと見つめてくるこの距離感。

まさに、

「ゴリマッチョ界の圧倒的ヒロイン」

完全に心奪われました。
闇夜の巨人というらしい。ヨロシクな、俺のバディ。


防衛軍の錬金運が狂気レベル


最近ね、防衛軍で引いた武器がもう笑えない。

両手剣マヒ埋め…2本目。
いや、なんでやねん。なんで2本目なん？
オノ呪文発動速度埋め？片手剣リホ埋め？運営様、もしや私に何か恨みでも？

狙ってない属性ばっかり引く呪いでもかけられてる説、あるよな…
誰か“錬金のお祓い屋”紹介して。



修練の心得にお小遣いブチ込みおじさん爆誕


修練の心得が安くなってると聞き、即ポチり。
「時間とお金はおじさんあるので！」とドヤ顔で買ったはいいが…
気づけば延々とレベル上げしかしていない。

あれこれ器用にやるのが苦手なので、ひたすら経験値に全振り中。

効率厨の皮をかぶった、ただの単純作業マシン

それが、今の俺。



後発涙目のパニガルム事情


でもね…レベルだけ上げても、
パニガルムに行かないと本物の強さには近づけないって最近ようやく気づいたんよ。

世の中の猛者たちはパニでステータス盛り盛り。
それに比べて俺？雀の涙。

レベルは増えるけど実戦では弱い、という
謎の珍獣になりつつある俺…。



Msエックス様の神々しい奢り


そんな中、神のような淑女・Msエックス様が
エビとムドーを大量奢りしてくれるという神イベント発生！

「これは活躍せねば！」と両手剣を握りしめ、
天下無双を連打連打また連打！

「俺つえー！」と一瞬勘違いするも、
背後から飛んでくる魔法の数字を見て膝から崩れ落ちる。

桁が…桁が違うんですが…？

俺の天下無双が、
淑女たちの片手間メラゾーマに軽々抜かれていく…。そもそも俺が無双してる間に、敵のHP9割消えてる疑惑。
……これ、俺いらない説あるよな？笑



自称・大魔王の実態


「ゲーム内でもゲーム外でも楽しんでる俺最強！」
と胸を張りたいが、実態はというと――
※ 武器は外れ効果オンパレード
※ ステ盛りサボって後発涙目
※ 奢ってもらってドヤ顔 → 魔法勢に火力完敗

という、強者感ゼロのただの賑やかし役。

でもな、俺は知ってる。
この中途半端さと残念さこそ、フレやチムメンが笑ってくれる要素だって。

だから今日も俺は、大魔王の肩書きを背負い、
中身は完全に「弱いけど元気なおじさん」として、戦場に立つのだ！



締めのひと言


武闘家・盗賊カンスト
両手剣マヒ2本目
エビとムドーで天下無双
魔法火力に完敗

……これ、日誌にすると完全にコメディだな？

でもまぁ、笑ってくれる人が1人でもいるなら本望だ。
今日も俺は、大魔王（※中身は自虐おじさん）として、
アストルティアを賑やかし続けるのであった。