……とまあこんな感じの話だ
これを家の子らがガキの頃に読んでやったら
カナタには『きっとこの鳥がきたから自分はアカツキと居られるんだ』
なんて大げさな感想を頂いたな、
でもまあ今の生活が幸せだと思ってくれて居るなら何よりだ。
ビャクヤとキョクヤは『もしもこの鳥達が出会わなかったら世界はどうなって居たのだろう?』なんて言ってスケールのデカイ討論をおっぱじめてたな。
俺には小難しいことがわからんが鳥が一人ぼっちのままじゃなくて良かったと思ってる。
俺か?俺はもっと周りを頼れと鳥に言ってやりたい。
お前達はどう思う?
………
それにしてもあいつらのガキンチョ時代か……
つい最近のことのようだが今じゃあいつらも立派な大人だ。
カナタは俺をも追い抜く凄腕の傭兵になっていて、ビャクヤは森の声を聞き取るようなレンジャーに
キョクヤは各地を賑わす衆望の舞手になっている。
俺としては鼻が高いが時々そんなあいつらが心配になる
まああいつらなら大丈夫……だとは思うが……
さてと、長々とすまんな。
また機会があったら読んでくれ、じゃあな!