ミンティアの冒険日誌

諸君　私はうみうしが好きだ
諸君　私はどろにんぎょうが好きだ
諸君　私はドラゴンが大好きだ

キングコブラが好きだ
しにがみが好きだ
スモークが好きだ
ホークマンが好きだ
バーサーカーが好きだ
マンドリルが好きだ
ミイラおとこが好きだ
あくまのめだまが好きだ
メイジバピラスが好きだ

平原で　山道で
洞窟で　草原で
雪原で　砂漠で
海上で　塔中で
沼地で　海底で

この大地で行われる ありとあらゆる戦闘行動が大好きだ


戦列をならべたリザードフライの一斉ギラが 轟音と共に自陣を吹き飛ばすのが好きだ
空中高く放り上げられたメドーサボールが 会心の一撃でばらばらになった時など心がおどる

マンイーターの操るあまいいきが こちらの眠気を誘うのが好きだ 
悲鳴を上げて 燃えさかる海底洞窟から飛び出してきたキラータイガーを
 いなづまの剣でなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった

剣先をそろえたキラーアーマーの横隊が 自陣の戦列を蹂躙するのが好きだ
恐慌状態のスカルナイトが 既に息絶えたサマルトリアの王子を 何度も何度も刺突している様など感動すら覚える

平和主義の竜王の曾孫の存在をアレフガルド中の民衆に晒し上げていく様などはもうたまらない
泣き叫ぶおおねずみどもが 私の降り下ろしたいかずちの杖とともに
 うねりを上げるいかずちに ばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ

哀れなよろいムカデ達が 雑多な甲殻で健気にも立ち上がってきたのを 
ムーンブルクの王女のイオナズンが 外骨格ごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える 

ガメゴンロードの亀甲師団に滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだったムーンブルク城やドムドーラが蹂躙され 女子供が犯され殺されていったであろう様は とてもとても悲しいものだ

ぐんたいアリの物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ  
スカイドラゴンに追いまわされ 害虫の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだ 


諸君　私は戦闘を 地獄の様な戦闘を望んでいる
諸君　私のサポを従えるチームフレンド諸君
君達は一体 何を望んでいる？

更なる戦闘を望むか？
情け容赦のない 糞の様なA連打の戦闘を望むか？
ツメ覚醒魔二刀流の限りを尽くし 三千世界の鴉を殺す 嵐の様な戦闘を望むか？


　(ガガガガ ガガガガッ と手を上げたプレイヤーたちが口々に)

　「 戦闘！！  戦闘！！  戦闘！！ 」 


　(部下達の反応を見るように少し間を置いて)

よろしい　　ならばレベル上げだ

我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする爆裂の拳だ
だがこの暗い闇の底で13ヶ月もの間 堪え続けてきた我々に ただの戦闘では もはや足りない！！

PT同盟を！！　一心不乱のPT同盟を！！

我らはわずかに一個大隊　５人に満たぬ敗残兵にすぎない
だが諸君は 一騎当千 の古強者だ と私は信仰している 
ならば我らは 諸君と私で総兵力７人と１人の軍集団となる

我々を落陽の彼方へと追いやり 眠りこけている災厄の王を叩き起こそう
頭のツノをつかんで引きずり降ろし 眼を 開けさせ思い出させよう 
災厄に恐怖の味を思い出させてやる
災厄に我々の軍靴の音を思い出させてやる

天と地のはざまには 奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる

100万人弱のアストルティアの戦闘団で 
世界を燃やし尽くしてやる


「最後の大隊 255名チームのリーダーより全PTへ」

第二次 大型アップデート(アペンドディスク)作戦　状況を開始せよ 

逝くぞ　諸君