前回「その2」なんて書き方をしてしまったから、最低でも3回はやらなきゃいけないかな、などと勝手にハードルを上げてしまいました。
前編、後編にしておけばよかった。なんて些末な反省。
3、世界観と言葉の選別
前回の内容を少し掠める形にはなりますが、文章に使う言葉のチョイスも中々恐る恐るやってるところがあります。
自分が小説を書く際、一番時間を割くのはこれの確認といっても過言ではないでしょう。
基本的にDQ10の世界はアストルティアという架空の世界があり、種族ないし地域ごとに独自の文化が根付いているのは周知の事と思います。
たまに開催される季節のイベントは、あくまで妖精など異邦の存在がともなって行われるように、基本的にアストルティアの風土とは別物で考えられている。となると、クリスマスやらハロウィンやらが普通に日常会話の中で触れられるというのは想像し難いのですね。メタっぽいことを織り交ぜるコメディなら話は別ですが。
閑話休題。
さてさて、ここでいう言葉のチョイスとは、世界観のカテゴリからさらに細分化した文章中のお話になります。
ここでは「体育座り」を一つの例に挙げて説明してみましょう。
「体育座り」と聞けば、大半の方はどういう姿勢なのか頭にイメージできると思います(地域によっては「体操座り」だとか「三角座り」など様々な呼び名があるようですが……)
ここで一考。
アストルティアでは「体育座り」が果たして通じるのであろうか、という事です。
ご存知の通り、体育とは現実における学校の授業科目の一つです。が、これは学校という施設ないし組織があり、そこにカリキュラムがあり、そしてその中で学ぶ科目が分かれていて、且つ体育が含まれていることが前提となります。
長々と書きましたが、「学校がなかったら体育もないんじゃね?」という感じでご理解いただければいいかと。
(とか言いつつ、アストルティア学園が実装されたらその限りではないのかも知れません)
そういう訳で、動作一つ表すにも「体育座り」というのはいまいち使いにくい、という事はお分かり頂けたでしょうか。この場合、「三角座り」ならまだ余地はありますが、それだと今度は読み手で分かる人と分からない人が出てきたり……という具合で、本当~~~~~に気を遣い出したらきりがないのですよ。
逆に言えば、調べることが苦にならなければ楽しい時間なのですが。
忙しい所に輪をかけてこれに時間を割く関係上、いかんせん筆の遅さが自分の欠点、改善点ですね。
6/19現在、新たな作品のの進捗は文章がやっと50%といった感じ。
さらに推敲を重ねたい所ですが、なんとか6月中には……と思ってます。
この謎のコラム(?)も一応3回になりましたが、よほど書き留めることが出て来なければこれで終わりの予定かな、と。
「DQプレイしろよ!」なんて声が聞こえてきそうですが、まぁ、それはそれで善処します。
お粗末様でした。
2016.06.19 記