ミトコウモンの冒険日誌

むつのはなは漢字で、



「六花」



と書く見たいです。




雪の異称です。




リッカとかロッカとも読む見たいですのぉ。




うつくしい名ですじゃ＾＾




そんなうつくしい雪のぽえむ。




どぞｙｙｙ




「ムツノハナ」




息を大きく吸い込んだ

胸いっぱいに　冬の匂いが
ひろがって

洗われたような気分
透き通った冷たい空気で

雪が　降りそうな気がする
まっしろな　そんな匂い

そしてぼくの心も
まっしろにしてゆくだろう

ほらねやっぱり　ちらちらと
綿毛の様に　ふわふわと

鼻先に
てのひらに

いつかの楽しかった想い出に　
今日という

何の変哲もない日に

やがて雪は　花開いた様に
いくつも舞い降りて

どんどん　街を飾っていく

どんどん　まっしろに

君の街にも　僕の街にも
名前さえ知らない

どこかの街にも

あっちの空を飛んでいる
孤独な鳥の悲しみにも







花の様に
きれいに開きながら

散っていく様に　
まいおちる様に

しろい雪の花は　夢みせる様に

雑踏と
葛藤と

過ちと
後悔と

焦燥と
もどかしさと

良い事だけではない人生に

積もる　積もる
儚く　積もる

仲違いをしている二人の間に
寄り添うものの無い　心許なさに

裸の街灯をおしゃれに　
夢見る少年の瞳に　

頑張るあなたに

誰一人
何一つ取りこぼすことなく

心に凛と
寄り添って
　　
風景を　まっさらにして
嫌な事は無かった事にでもするように

そして全てを生まれ変わらせた後で
役目を終えて

静かに静かに
溶けていく

段々段々
静かに静かに

皆の世界に　一時の
白い魔法をかけた後で

夢見心地だけを
私に残して