最新話を読んで。
悲しい物語のはずなのに、最後の見開きの空がまさに蒼天って感じの澄みきった空で...。
全てが上手く行くように、っていうのはとても難しい事なのかもしれない。
強い思いを持った人に、妥協という形での決着を求めるのは正しいのか、間違っているのか。
全てが上手く行くように、っていう目的に敵も味方も含んだ場合、どんな決着があり得るんだろ?
募集した冒険者さんたちは、どうしたってモブっぽい感じになるのかなと思ってたけど、最後にはどの人も好きになってた。ムジョウの突撃いいなー。冷静なドワさんも、達人ぽいオガさんも大好き。
全てが上手く行くようには、どうしたって行かないと昔の団長さんは思って、その中でもマシな結末に向かおうとしたけど、駄目で。ソウラはそれがどう駄目になるのかを見届けるためにここに来て、見届けたそれを自分たちの居る“未来“に繋げる責任を受け取った。
全てが上手く行かなかったとしても。そこに生きた思いは確かに有った物語を作っていた。
全てが上手く行かなかったとしても。ふと見上げた空はどこまでも遠く澄み切った空で。
思いは続いて行く。