ずっと抑えてきた。
・・・つもりだった。
心の奥底にある、それを。
暗く、深く・・・闇の中でわたしを、わたしが油断するその瞬間を待っていたのだ。
前線では仲間がモンスターと戦っている。
わたしはいつものように後ろで待機し、傷ついた仲間を癒すだけ。
そのはずだった。
いつかはこの時が来ることは分かっていた。
だが、わたしの周りの優しい環境に、想いに、いつの間にかその心地よい状況に慣れ、心を、そして身体をあずけ、すっかり油断してしまっていたのだ。
気づいた時には、もう遅かった。
仲間との憩いのひととき。
しかしそこに奴はいた。
・・・そう、魔王が。
奴は言葉巧みに我々に近づき、仲間を増やす機会を窺っていたのだ。
その時は、わたしも気づかなかった。
奴の放つ瘴気が少しずつわたしを蝕んでいることを。
しかし、それは確実に。
わたしの気づかないところで、わたしの中で少しずつ大きくなっていった。
まだ、大丈夫。
抑える事はできている。大丈夫。
わたしの中の闇に気づいた後も、そう言い聞かせて、わたしは仲間との旅を続けてしまった。
ぎりぎりまで一緒にいたい。
共に戦いたい。
ただ、それだけがわたしの望みであった。
しかし、戦いを繰り返すたびにその闇は大きくなり、抑え込むことができなくなつていった。
そして少しずつ私の身体を蝕んでいったのだ。
戦いの中で、少しずつそれは表に出てきた。
わたしの心はその闇に包まれていく。
少しずつ闇に飲まれる恐怖。
闇の中の孤独感。
夜の闇よりも深く、何も見えぬほどの暗闇。
その闇に蠢く衝動。
わたしはその闇の力で友を、仲間を・・・
もう抑えることができない。
わたしは杖を前線で戦う仲間に向ける。
そして、抑えることができなくなった衝動とともに放った。
とびっきりのホイミを。
ま、見た目変わっても僧侶だもの。
やることは一緒だよね(´∀`)
と、いうわけで!
闇堕ちドレア?
「魔王の秘書」
ついに完成です!
ピチッとスーツで出来る子感(´∀`)
そして、魔族っぽい?羽根!
そう、これ!
これのために聖守護者やってたので(≧∀≦)
やっとゲットできて嬉しいな♪
そして、「魔王の秘書」とは、魔王様のスケジュールを管理してる感を出して立ってるだけの簡単なお仕事です(´∀`)
というわけで、わたしの聖守護者との戦いは一旦の区切りとなります。
第1部「オラも闇堕ちしてぇだよ」完
そして、明日から
第2部「おいお前。良い月持ってんな?」
開始!
今度は銀色の月のやつ目指してだらだら頑張るぞー (≧∀≦)ノ おー