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アヴェンジャー

ミコト

[ミコト]

キャラID
: HZ478-156
種 族
: エルフ
性 別
: 女
職 業
: 賢者
レベル
: 132

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ミコトの冒険日誌

2016-01-09 01:22:47.0 2016-01-09 01:23:11.0テーマ:その他

笑える笑えない話し (後編)

――12月某日


てろりん♪

連絡の取れなかった雪乃んから、急にメールが届いた。
メールには短文で「気づいたら病院のベッドだった」と。

……え?なに…どういうこと……?

私は連日の仕事の眠気がふっとび、詳細を聞く為にやりとりをするのであった。


3510「病院!?いきさつがわからないけど、何かあったの?」

雪乃ん「8月の半ばかな…倒れたみたい」

3510「え、それって前に言ってた病気関係?」

雪乃ん「うん…夏コミ終わって1週間…?ほんと直後に倒れたみたい。
    2か月…?気づいたら11月も終わってた…まさに見知らぬ天井。
    何か今、左目が見えない。邪気眼だ。」

3510「ふぇぇぇぇ……」


身近な存在なのに、全く気付かなかった私。
本人もショックだろうけど、私自身もかなりショックが大きかった。

当然、刊行予定だった雑誌の連載は流れ、冬コミの新刊も断念。
雪乃んには2か月身体を動かしてなかった為、リハビリ生活が始まった。

雪乃ん「何としてでも、冬コミには行けるようにする!」

そう胸に誓って努力してきたに違いない。
私も年末は仕事が多忙だったけど、何とか仕事納めを無事に終えた。

そして迎えた冬コミ当日は、病み上がりなりにも元気な笑顔を見せてくれた。
今回は挨拶回りだけで精一杯だったけど、また次の夏コミは体調を万全にした雪乃んと迎えたいと思う。




お客様「新刊待ってます!」

この声が一番心に響いたね…ほんとゴメンナサイ。。


挨拶回りと買い物は済ませたので、既刊とペーパーの配布を閉場まで行う。
雪乃んとゆっくりと話す機会が無かったので、雑談をしながら売り子をしていた。


3510「まぁ…今回は仕方ないね。大変だったしね。」

雪乃ん「ヤヴァイ体験したよ。」

3510「ヤヴァイ体験って?」

雪乃ん「俗に言う臨死体験みたいなヤツかなー…。」

3510「うは…まじで…一体どんな?」

雪乃ん「何かね、ちょうど今やってるスターウォーズの暗黒面の光
    みたいなのに吸い込まれそうだった。
    もう多分、あそこに行ったら帰って来れない気がして…」 雪乃ん「でも多分、眠っている間に3510のメールとかに気づいたんだと思う。
    何かを忘れている気がして…起きなきゃって思って目が覚めたんだよね。」

3510「……もしかして、あのメール?ごちうさ本のテーマはチマメ隊でいい?ってヤツ…」

雪乃ん「ああ、多分それだ!ごちうさ2期見てなかったからだよ!
    心ぴょんぴょんしてないから、こっちに戻れたんだよきっと!!」

3510「……ごちうさ偉大だね。」

妙に納得していた雪乃ん。
私は苦虫をかみつぶしたような顔で、売り子を続けた…。



糸冬
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