ミコトの冒険日誌

オンラインゲーム歴が長い私でも、長期に渡り継続しプレイしているのは
DQ10が3作品目です。

このゲームは本当に危うい均衡でバランスを保っていると言えましょう。

先月の10の日に見られた光景だけど、イベントNPCの「リポちゃん」が
皇帝のカードを持っていないという事態です。
野良募集の緑風船には、メタキン持ち寄り、PT組後リポちゃんに会うというのがよく見られました。
これは先々月の皇帝のカードが配布させるという事象を目の当たりにして
行われた募集と思われます。

結論から言うと、蓋を開けるまでは解らなかったから、主及び集まったメンバーは
落胆と無駄な時間を過ごしたのでしょうね。

では先々月はイベントとして成功したの？
なぜ、皇帝のカードを外したの？


…戦争は些細な事から生まれるものです。


迷宮のような単鯖に各プレイヤーのアクセスが集中するとどうなるかは容易に想像がつくでしょう。
また、先々月当時の効率狩り場であるドルイド出現MAPはどうなっていたか。


無論、戦争です。


①募集→落ちる→PT内抗争
②狩り場リポップ取り合い→抗争


一例として面白くもある面白くも無い悪行の話しをしましょう。
私の友人に、かなり気が短い友人がいます。
DQ10の前に長期に渡り遊んでいたオンラインゲームで、よく一緒にプレイしていました。

そのゲームでは狩り場における暗黙のルールがあります。

・MAPが小さいので、先に狩り場を取っているプレイヤーが優先
・後から来た者は当然、別チャンネル(DQ10でいう別鯖)を探す

リポップの問題もあり、効率の良さが1人と2人とでは全然違います。

1時間程とあるMAPにて狩り場を使用していた友人の前に、恐らく小学生くらいのプレイヤーが狩り場に入ってきました。
こちらのキャラクターが見えているにも関わらず、彼は狩りを始めました。
当然友人は、「MAPで狩りしてます、別をあたって下さい」と一声かける。
するとどうでしょう。横から割って入ったプレイヤーは「僕がずっと狩ってました。あなたが出てけ。」等と反論したのです。

当然、友人は激おこプンプン丸です。

無言でそのまま小1時間程2人で小さいMAPにて狩りを行ったのです。
その後、そのプレイヤーは満足したのか、諦めたのか解らないですがその場から消えました。

しかし、ここで友人の怒りは収まりませんでした。

このゲームには検索機能があります。
プレイヤー検索が可能で、データを入力すればそのプレイヤーがどこのチャンネルのどこで何をしているのかわかります。
1ヶ月くらいでしょうか。
彼がログインする度に「ヤツが来た。荒らしてくる。」と言って、一緒に遊んでいても友人は例のプレイヤーの所へ行き、無言で付いていくのです。
当然、彼の狩り場等も無言で邪魔をします。相手の暴言等も気にせず1ヶ月ずっと…。

――ある日、彼がログインした時に彼の方から友人の元へ現れました。
「すいません、もうほんと勘弁して下さい。僕が悪かったです。」
と謝ってきたのです。何度も何度も何度も。

ええ、私は横で見ていてさすがに可哀そうだと思いました。

そこで友人は許したのですが、後に彼はこう語ります。
「引退するまでやるつもりだった。つまらねぇ。」



……些細な事から恨み・憎しみは生まれるのです。
次の10の日が近づいてきましたね。
果たして皇帝のカードはあるのでしょうか？