兵は神速を尊ぶ。疾きこと風の如く。勇者と盟友の動きは速い。これ大事。人々が悲嘆に暮れているうちに迅速に動いてしまう。反省して次に活かすなら話し合うべきだが、すでに起こった事象に対して嘆いたり怒ったりするなんて時間の無駄極まりないのだ。
いざ魔王城へ、という所から一気に Ver.4.1 のエンディングまで駆け抜けてしまいました。
やっぱり勇者が絡んでくる物語はすごく面白い。一息で読み進めることができました。基本的には王家の迷宮で語られた内容を厚くしたようなストーリーでした。すでに基礎のストーリーが出来ているから、物語の肉付けと添削に集中できたからかな? 面白かった。
互いに思いやる気持ちは大事だが、その気持ちを押し付けてはいけない。互いに信じ合う気持ちはもっと大事だ。というおハナシ。
魔軍十二将の扱いは雑だなぁとは思ったものの、アルヴァンと対峙する魔王のネロドスは魔王感たっぷりで良かった。
魔王城のダンジョンは実にあっさりとした構造になっていますね。迷宮構造にして雑魚を配置しても雑魚モンスターと戦う意味も価値も無ければ避けられて終わりという開発の苦悩を感じる。まぁ、DQXがそういうシステムになっている(なってきた)のでどうしようもないです。ギミックやトラップをつけるぐらいしか手はありません。
ネロドスを打倒する際、黒いおっさんが出てきましたね。不死の力をもらい受けるとか言ってました。竜神ナドラガや時見の箱からも何か貰ってましたよね。漁夫の利おじさん。
現代の時間軸に戻ってきた時も黒いおっさんが出てきましたが、今度は何も貰わずに逃げて行きました。
時間軸跳躍が今回のストーリーの肝ですからね。主人公にとっては魔王城→グランゼドーラ橋上という体験順だったとしても、あの黒いおっさんにとってはグランゼドーラ橋上→魔王城という体験順なのかもしれません。Ver.4.0のラストで登場した黒いおっさんも主人公の体験時間順とは入れ子になっている可能性があります。そもそも Ver.4.0、4.1、4.2、4.3のそれぞれのお話は主人公にとっての体験時間順であって、黒いおっさんにとっての体験時間順では無い。互いに時間跳躍をする二人の人物を描く場合、ここの扱いが非常に難しい。Ver.4 のストーリーテキストはかなり読める文章になっているので大丈夫だと思いますが、期待しておりますよ~('ω')
と言う訳で、Ver.4.1 も無事に終わりました(*'▽')