>キュルル「こうしているうちに 黒衣の剣士が 現代で 大魔神を起動させてるに 決まってるキュ。さっさと 元の時代に戻るっキュ! ほれほれ!」
ガテリア皇国の兵士5000人を一瞬で焼き払ったという超絶兵器が現代のドワチャッカ大陸で起動すればそれは大変な事だとは思うが、それでアストルティアが滅びるとは思えない。アストルティアの滅びを回避する事こそがキュルルの行動原理だと思っていたんだけどなぁ……。ギルガランの死を感知した時は「ふーん」みたいなキュルルの反応だったのに、不安定な妖精さんです。
現代に戻ると確かにウルベア大魔神が起動していました。
暴れ回れば確かにヤバいシロモノだけど、防砂ダムに陣を敷くビャン・ダオ隊の背後には荒廃したダラズ採掘場しか無く、そのダラズ採掘場に人影は無い。そしてビャン・ダオ隊はどう見ても偵察に来ただけの小隊規模。大魔神は流砂の上を平然と歩いていて、こちらは足場が防砂ダムしかない。どう考えてもかなり不利な地形だ。
背後に守る物は何も無く、ここが絶対の防衛ラインというわけでもないため、この防砂ダムで対面するより高低差に富んだダラズ採掘場まで大魔神を釣りつつドルワーム王国本軍の到着を待った方が良い気もするんですが……。
なんとここでウルベア大魔神と一戦! まさかの無策!w
ギミックとして用意されている大砲の威力が鬼のように強く、これだけの威力がある砲なら主人公が大魔神を陽動して、兵士たちが砲で連携集中砲火すれば簡単に大魔神は崩れ去りそうな気もする。
大魔神は攻撃の一発一発がクッソ重いものの、行動やスキルのモーションが遅くて戦いやすかった。聖女をちゃんと撒ければ勝てる相手だ。古代の超絶兵器、死を超越する僧侶の御業の前に完敗。
大魔神を倒した後、黒衣のおっさんが斬りかかってきた。そのまま迎え撃っても良かったのに、キュルルが強制転移させたせいで天空の繭に大魔神を吸い込まれてしまった……こちらのHP/MPは十分にあったのに、ちゃんと見て下さいよキュルルさん……さっきから焦り過ぎのポンコツ妖精だ。大魔神が繭に吸収されたのは完全にキュルルのせいw
しかし、どうやらあの繭は「さなぎ」ではないみたいだ……大魔神を吸い上げてました。大きな力の波動を与えたり、大量の熱を加えたりして、さなぎを羽化させようとしているのだと予想していましたが……どうやら私の予想は外れたようだ。
予想が外れたと言えば、ウルタ皇女もそう。ウルタ皇女はクオードが錬成したホムンクルスで、ウルタ皇女になり替わらせているものだと思っていました。先代のジャ・クバが暗殺されたことでまだ若い皇女が引きこもるのも説明がつくし、王族が完全に途絶えていることで繁栄しているウルベア地下帝国がウルタ1代で衰退してしまう事にも繋がるのかと思っていましたよ。
予想を裏切るというのは悪い事ではない。ツッコミどころも多かったが、フィールドマップやストーリー展開などはわりと楽しかった。
前回の Ver.4.2 赤き大地の双王子とは真逆の印象で、Ver.4.3 砂上の魔神帝国はフィールドやストーリーは高評価なんだけど、キャラクターの扱いが雑すぎて魅力が無いように思いました。とくにクオードと兄弟は評価を下げる一方だったのが惜しまれます。
さて、この調子で Ver.4.4 に進んで行きましょうか。