ルイスの冒険日誌

コロシアムが上手くて大会で活躍した有名人が、どこの誰かも解らないオレなんかと
まともに話してもらえるなんて思ってもいなかった。
だって、下手でランクも低かったし、失敗品装備一式で相当胡散臭かったから。
だけどエル子は普通に対等に話してくれて、フレンドまで奇跡的に
オッケーしてもらえた。これは今だになんか信じられない。

オレなんかがコロシアムを一緒にしてくださいなんて烏滸がましくて言えなかった
んだけど、エル子がコロシアムに誘ってくれた。
オレは超緊張してドキドキしながらも必死でエル子の動きを見て覚えた。
教科書とかを読むのは昔から好きじゃないから、こんな時はこんな感じで
動くんだなっていうのが、エル子の動きをずっと見てたら一人で
やってた時よりもなんとなくだけど解ってきた。
というか、信じられないぐらい勝てるようになってきた。
解ってくるというか勝てるようになるともう、楽しくて仕方がなかったんだ。
自分でどう変わったかは解らないんだけど、エル子とやる事によって、
かなり成長した気がする。そのエル子には本当に今でも感謝してて、
コロシアムの楽しさを解らせてもらえた。退屈だった夜に胸のドキドキを
与えてくれたオレのアストルティアブラザーズなんだ。

今でもオレはコロシアムをちょくちょくやっていて、四苦八苦しながらもなんとか
公式大会やバトルGPではSSランクになって、ランクを維持できるようにまではなった。
夢に描いたSSランクにはなれるようになったけど、上には上がいっぱいいて、
強い人は本当に強いなーっていつも思う。オレはいつも感覚で戦っているから、
もう一回一から練習していこうかな。

自分のイメージ通りに上手く動けた時、相手の裏の裏をかいた時、
残り0.5秒で大逆転した時、野良４人の味方の相性がメチャクチャ合って、
ガチの固定の人たちを倒した時、そんな時はなんていうか、、、
脳みそがとろける？ような感じになってしまって、このなんとも言えない快感を
一度覚えてしまったらもう止められない。もう胸がドキドキなりっぱなし。
コロシアムの快感から抜け出せなくなった人をコロシアムジャンキーって
オレが勝手に言ってるんだけど、オレも立派なコロシアムジャンキーに
なっちまった。
コロジャンキーを増やそうとまでは思わないけど、まだまだコロシアム人口は
少ないからもっと参加する人が増えて、このなんとも言えない快感を
味わってほしいなぁ。
誰か一緒にコロに行って味方になったり、対戦してくれないかな!
あー今夜も真夜中に薄暗い部屋でコロがやりてぇ。
アストルティアにいる時の、すぐにやってくる夜明けは大嫌い！