石碑のある広場に兄弟姉妹はいた。一人で錬金の練習に励んでいた。そして、あるものが完成した…! それは、「ごきげんなぼうし」。なかなかかわいい。僕は村に戻るよう告げ、連れて村に戻ることにした。
…石碑の種族はなかなか興味深い。「水の民 ウェディ」「地の民 ドワーフ」「風の民 エルフ」「花の民 プクリポ」「炎の民 オーガ」少しはなれたところに、「勇の民 人間」、そして今でも活躍している「竜族」…。物語の伏線はこんなところに張られていたのだ。
村に戻ると、アバ様は間もなくこの村は滅んでしまうが、テンスの花があればこれを防げると言い、僕らを清き水の洞窟へ行くように言う。この村を守るため、もう一度フィールドに出るのであった。
道中の滝はとても質素だ。飾られずとも自ずと存在感を放つ。この小さな島でこのような絶景はいくつあったのだろう?
テンスの花がある清き水の洞窟。僕が花を紡ぐ前にすべて焼こうとする魔物を倒し、最後の一本を見事に手に入れる。だがその時異変に気付き…
村に雷が落ちている…!村に魔物が…!
兄弟姉妹に火の球が当たろうとしたとき、僕は必死に抑えようとした。ぶつかる!と思った瞬間・・・
弟の体は光に包まれ、まわりの時間が止まっていた。
兄弟姉妹だけが動けているようだ。それに弟が気づいた瞬間、その場から消え去ってしまう。主人公の中に眠っていた時渡りの力が目覚めた瞬間だった。
村はネルゲルに滅ぼされ、僕も一度は命を落とすも、カメさまの加護で魂の宿命を果たすべく光の神殿に降り立つ。ネルゲルへの復讐、そして主人公に託された「使命」を探すべく、広大な土地アストルティアへと赴くのであった。
そこで幾多の出会い、別れ、驚きを感じることになるだろう。僕らの冒険はここから始まったのであった。
兄弟姉妹に託された使命も、またとても大きかったのだろう。