どうも、クオードの部屋の日誌がしんどいぴのです。最初は見せ札として整えた軍事力。でも、国のためと自分に言い聞かせながら手を汚して、その手札を切ってしまった。部下の暴走も止められず、先に進む以外の選択肢がなくなって、助けを求めている。開き直れないところがこいつのいいとこで、苦しいとこだよね。
~前回のあらすじ~
闇落ち家系エテーネ王室
つくってあそぼ(原料は戦争)
姉一生愛してる
クオードの話を聞きに研究棟へ。

……この貨物パズル難しくない??ねえこれ考えたの誰?クオード?ねえクオードこれ困るんですけど。
あの日、エテーネ王宮が消えた日。クオードは時渡りの力を発動させ、2000年先のドワチャッカ大陸に辿り着いた。そして地脈エネルギーの地盤沈下でエテーネ王国が滅亡するという歴史を知り、ドワチャッカ大陸の地脈エネルギーを集めてエテーネ王国に帰還することを目指した。
…………隕石じゃなかった……(小声)
戦争を起こすつもりはなかった。エテーネルキューブを作るため戦争に踏み切った。
ガテリアを滅ぼすつもりはなかった。見せ札だった武器を部下が使ってガテリアは消し飛んだ。
全てはエテーネを救うためって……父親そっくりじゃん。でも、クオードの善性はそれで自らの行いを正当化することを許せない。自分を正義と信じるほどには狂いきれず、悪と断ずるにはエテーネを愛しすぎ、立ち止まるには命を奪いすぎた。
ひとりぼっちの10年、ドワーフばかりで人間はほとんどいなくて、時代も場所も違って、そりゃ夢か現かわかんなくなって頭おかしくなっちゃうよな。
グルヤンラシュ。古代の言葉で「あの日へ帰る」。それを希望と呼ぶには微かすぎても、縋らずにはいられなかった。
困ったなあ。好きなんだよそういう奴。諦めきれない愚直な馬鹿、とっても好き。
坂を転がり落ちるようだ。皇帝を殺して、もう止まれなくなってしまった君。もっと早く来れたら君を助けてやれたのに。日記でメレアーデさんを呼んでいて、きっと叱ってほしかったんだろうな。
いっそのことこいつ連れて逃げてやりたいよ。殺した命の数だけ人を救うことだけが君に許された救いだろう。
だから帰ってくれ†黒衣の剣士†パパン!あんたはお呼びじゃねえの!!
地脈エネルギーだけ奪っていきやがって……。道を踏み外したとしてもクオードは努力したんだよ、その結晶を取っていくなよ!!マジこの父親ぶん殴る……。洗脳とか関係ねえわ。思春期に入った娘に「パパの服と一緒に洗濯しないで!」とか言われればいいんだよ。枕に落ちた抜け毛見て絶望しろ。
落ちてくる瓦礫から俺を庇う姉……姉ムーブ最高すぎやしませんか?あっ時渡っちゃった。またね!ナドラガンドで会おう!……おい待て俺はこれからどうやって会うんだよ!!LINE交換して行ってーーー!!!
やべ、崩落する。俺逃げられない。いや逃げられるけどクオードが……バイクに乗って颯爽と現れ救っていく皇女ちゃん最高じゃない?イケメンすぎる。好き。ドワーフ女子はイケメンが多い……。
皇女ちゃん「そなたを処刑せねばならぬ」
そりゃ、人死んでるもんな……簡単に許すなんて言えない。やだ……それが正しいってわかってるけど……。遺言くらい聞いてやりたかった。メレアーデさんに伝えてやりたかった。
失意のままに砂の海へと落ちていくクオード。少なくとも今この時点では、エテーネを救うことも叶わず、戦争の引き金を引いただけの男。君の作ったエテーネルキューブを使って世界を救ったら、君の人生に意味を見いだしてやれるかな。