ぴのの冒険日誌

どうも、釣りレンタル無料キャンペーンでめっちゃ釣りしてたぴのです。めぐみのしずくGET嬉しい……こんな貴重品を以前うちの畑にまいてくれたフレンドさんマジでありがとうございます！感謝しかない。


～前回のあらすじ～
所長のバカヤロー！！！……し、死んでる……
キュルル！？！？！？
エイプリルフール楽しぃぃぃぃ！！！


メレアーデさん「Heyキュレえもん、隕石を何とかして！」
キュレクス「てってれ～！永久時環～！」
いや回避策あるならはよ出せや。建国の王レトリウスは子孫がやらかすことを予見してこういうアイテムを遺していたそうな。子孫信頼無え～～。予見通りだし。てことで急いで国に……

時見の箱「ちょっと待ったー！！」
キュレクス「0(:3 ～ _(:3_∠)＿」

し、死んだ……。死の直前にキュルルに全ての力を譲り渡して……。キュルル、そしてキュロノスはキュレクスの時渡りの力から生まれた。いわば親みたいなもの。面識はないけれど、感じるものがあったご様子。
キュルル「なんでこんなに胸が痛いキュ？」
メレアーデさん「それは悲しんでるからよ」
キュルル、お前、ついに心が……？

キュルル「悲しんでる場合じゃないし切り替えるキュ。さっさと隕石が止めに行くキュ」

恐ろしく早い切り替え。俺でなきゃ見逃しちゃうね。

さーて急いでキィンベルに……
未来メレアーデさん「色々ありがと、こっちも頑張るね！」
おい待て久しぶりなのに瞬でキュレクスの部屋に入ってったぞあの人！？いっぱい説明して！！！
キュルル「絶対にキュロノスを倒すキュ！約束する！」
……いい仕事するじゃんお前。 マジで隕石来ちゃった……。
王都の防御結界でギリ止まってるけどこのままじゃ……。

町の人「避難すればいいのかわかんない」「指針まだかな」
ご覧ください、これが正常性バイアスです。逃げろや。
災害時は！迅速な避難大切！！押さない駆けない喋らない戻らない！行動はしろ！！！！もちろん闇雲に避難するのはダメだけどね！？！？見えてる脅威を避けないのはただのアホ！！！！あんたら指針がなかったら何もできねえの！？！？暗い世の中でも薔薇を売ってた気概はどこ行ったよおばちゃん！！子供守んのは大人の役目だろうがおっさん！！
メレアーデさんが永久時環を起動、それを阻もうと町中に異形獣を放つ時見の箱、もといキュロノス。そしてついに、人々が立ち上がる……！

歌姫ちゃん「ボエ～～～～！！！！」

音響兵器で草。
女の子一人戦わせるなんて男が廃るよなあ？ということで皆が動き始める。こういうのでいいんだよこういうので。新たな脅威に成す術なく立ち尽くすだけだったクオードも時見の箱に切り掛かりキュロノスは撤退！隕石も時を止められ空中に浮いてるだけに！！この先100年は大丈夫！……それ大丈夫かなあ！？

しかもクオードが串刺しに……肌の色がほんとに死体じゃん。こんなとこでグラの良さ見せつけなくてええんやで。
メレアーデさん「エテーネは救われたから、私はあなたを赦します。」
隕石は消えてなくて、100年滅亡を遅らせただけ。でもそんなこと言ってやれないから、最後に優しい嘘を伝えてやった。罪深き救世の王。グルヤンラシュの悪名と同じくらい、クオード王の名が未来へ繋がればいいな。

そして、優しくて、それ故に甘かったメレアーデさん。多分彼女はずっと夢うつつのままにいた。失われたものが多すぎて、変わったものが巨大すぎて、呆然としていた。何にも考えられない時って、とりあえず動画見たりするけど、彼女にとってのそれは猫を眺める時間だったりしたのかな。そうして今やっと、涙を流しながらも彼女の覚悟が決まった気がする。

キュルル「チョコレートをやるキュ。元気出すキュ」…………人の心がないAIとか言ってごめんね……。お前が姉といた日々は未だ揺籃の時だったか。キューブの中で微睡みながら守られていたキュルルの心が、開花期を迎えている。キュレクスの頭頂部に葉っぱがあったように、UFO的なあの乗り物が花のようであったように、たぶん彼の在り方は植物に近くて、長命種故の成長速度の遅さがあったのか。人の心を得たAIって素敵だからさ、そうなるのかと思っていたけど、そうじゃないな。ずっと心はそこにあった。固く結ばれた蕾があった。己が不明を陳謝させていただきます。



次回、ラスボス戦突入。
クオードはエテーネ王国のためにガテリアを滅ぼした。けれど俺とて自分たちの時代のためにこれからアルウェーンを滅ぼさんとしている。きっとそこに大差はない。俺たちは同じ罪を負っているよね。せめて救えるものはきっちり救ってこうぜ。