シエラ巡礼地に金色に光る魔物が暴れているので討伐してきてほしいと、討伐隊から依頼を受けました。
そこで、残り時間や討伐場所への距離が面倒なために、私が切り捨てるつもりであったチームクエスト「モリナラ地下洞」を単身でクリアしてくれたチームのサブリーダーをサポートに雇い、お礼として経験値を私の討伐を通じて入れてあげることにしました。
また、今回は私のいたずらもぐらの仲間モンスターのもぐりんごも、ついに本格デビューさせました。格下レベルが75以上のモンスターと本格的に戦うのは、もぐりんごにとってはこれが初めてです。
シエラ巡礼地に着くと、確かに金色の悪魔がいました。
キラーデーモンです!
「大魔王デスタムーアの城を警護していた牙魔属のエリートが、どうしてこんな何もない片田舎で暴れているの?」と私は質問しました。
「デスタムーアがレイドックの王子にやられたせいで、俺は失業さ。だけど、そんな時に○○王○○○○○○が、俺を雇ってくれたのさ。だけど、新人だから、こういう片田舎の担当になっちまっているだけさ。」キラーデーモンが答えました。
「ちなみに、常に戦場では先陣を切るから、牙が血塗られているって聞いたけど、やけに白く輝いているね。」
「俺は歯磨きが大好きなのさ!」
「なるほど、じゃ、討伐開始するね^^」
こうしてキラーデーモンとの戦闘開始です。
かつては1匹倒すのにもそれなりの時間のかかった魔物ですが、レベル73のバトルマスターになった私の天下無双と、HP400を越えたもぐりんごの氷結乱撃は、バイキルト状態なら、互いに2発ずつ当てるだけで、キラーデーモンを倒せる段階にまで既に成長していました。
「ひぃぃぃー、わかった。俺の持つレアなアイテムをあげるから、許してくれ!」
「レアなアイテム?」
「ああ、復活の杖とツインスワローの秘密だ。すごい豪華だろ?」
だけど、私はスキル割り振りの計画上、両手杖にはスキルを割り振れないし、
職人も武器鍛冶ではないので、どちらも不要です。
そこで、
バキッ!
キラーデーモンの牙を折りましたw
「ギャアァァァァァァァァァーッ!」
私は道具鍛冶職人なので、鉄の木工刀の素材になるするどいキバをいただきましたw
討伐隊員に事の経緯を伝え、討伐報酬のゴールドをもらいました。