今では懐かしい思い出となっている人もいるバザックスの討伐に行ってきました。
日替わり討伐クエストの討伐対象として指定されており、討伐ポイントは39000代でした。経験値稼ぎも兼ねての討伐です。
バザックスの初登場はDQ5。形のデザイン自体はDQ2時代に完成していたそうですが、当時は容量不足等の問題でボツになったらしいです。
DQ5ではある意味、影の薄い魔物だったかもしれません。DQ5のバザックスは、ストーリーを進める上では必ずしも戦う必要もなく、その棲息エリアの面積も小さめだったので、一度も会うことなくエンディングを迎えた人もいるのではないでしょうか?
実際に私もPS2版のDQ5をした際、クリア後にある程度時間が経過した時にモンスターボックスを確認して、そこに登録されていなかった魔物の1つがバザックスでした。
ストーリークリア前にギガンテスを仲間にしようと計画した人以外は、おそらくそんな感じになっていたのではないでしょうか?
ただ、DQ5では影が薄いものの、1996-1997年に発売されたドラゴンクエストトレーディングバトルカードでは、バザックスはレアカードではなかったのですが、その攻撃力は高く、デュランやバラモスに匹敵しており、レアカードの少ない人のデッキには存在していたと思われるモンスターでした。
そんなバザックスがDQ10でレベル上げに効率的な魔物として脚光を浴びることになるのでした。
バザックスの生態をまとめると、金色のボディが棘付きの赤い甲羅に覆われた甲殻竜属の一種です。砂漠で生まれた魔物で、その卵は非常に堅い殻で覆われています。そのため、雌のバザックスが孵化のために棘付きの体で暖めても、卵が割れることはありません。
バザックスはよく2匹で行動するところが目撃されますが、バザックスは本能的につがいで行動しようとするようです。そのため、ワルド水源に3匹で出現するバザックスは3匹のうち1匹が雌で、その雌を取り合って2匹が対立していきり立っていることから、他の地域のバザックスに比べて、凶暴です。
戦闘では、重い体をヘヴィチャージでさらに重くどっしりとさせたところで、敵に突進したり、激しい炎を吐いたりします。さらには、体を甲羅に引っ込めた後、ジェット噴射で浮遊して回転しながら敵に激突するローリングソーサーという必殺技も持っています。
ただ、バザックス自身は重い甲羅を脱ぎたがっているようです。一説によると、甲羅はバザックスの真の力を抑える役目があるようで、甲羅を外した時の素早さはメタルキングを越え、バイキルトにいてつくはどうまで使えるとも言われています。
バザックスはもしかしたら、自然発生の魔物ではなく、
重さを生かした戦闘をさせるために、魔界の生物学者が勝手に甲羅を付けたのか、
その能力による下克上を恐れた魔王が能力封印のために甲羅を付けたのか、
様々な推測ができ、バザックスに関しての謎がまた増えましたw
そんなバザックスとの戦闘を久しぶりにチョッピ荒野でしてきました。
私はバザックスによるレベル上げの話が出てきた当時は非常にこれに否定的でした。レベル上げを試しに行ったのですが、バザックスのあまりの重さのために、すぐに戦闘フィールド外に押し出されて、強制逃走ということが連続しました。そのため、初めてのバザックスでのレベル上げで稼いだ経験値は、同じ長さの時間で、岩とびあくまを倒し続けた時とほぼ同じでした。
こんな危険で面倒で非効率的なレベル上げは無意味と思い、しばらくはバザックスを否定し続けました。
けれども、レベル50代後半からは、岩とびあくまによるレベル上げでは、どうしても時間がかかり、また多くの人が「バザックスはいい」といつまでも言い張るので、再度、バザックスに挑みました。すると、ようやくバザックスでのレベル上げでは、最低限必要な条件を揃いきらなければならないことは分かり、それを整わせれば、確かに効率はよかったです。「バザックス」と言うだけで、十分な情報を出さない発信者には少々憤りもありましたが、それゆえに私は後続の人に対して、バザックスはどう扱うのか、かつての私のような損をしないようにレクチャーしたこともありました。
そんな苦労のあったバザックスも、今ではレベル90代にこちらがなったことで、「ほぼ同格」になりました。
編成にあまり拘らなくても、さほど非効率的にはなりません。
閑散としたチョッピ荒野で1人、バザックスをサポート仲間と数十分間討伐していました。
そんな様々な思いを抱きながら、日替わり討伐クエスト「バザックス討伐」は終了したのでした。