伝説の大魔王を倒した勇者が生誕した世界に存在する島国エジンベア。
島国ながらも文化と軍事力は世界でも最先端を誇ります。その力でレッドオーブを保管し、悪しき手に渡らぬように厳重警備しています。
そのエジンベア語を外国語としてエルトナ語話者に教授するための方法論を考える講義の一幕です。
エジンベア語の文
I like pink.
これをエジンベア語学習の初心者に指導する場合に注意すべき点を挙げよ。
●“I”の訳はエルトナ語では多様に存在することを示し、文化の違いを認識できるようにする。
●“I"の訳に助詞を付けて暗記できるようにする。
●“like”の発音の学習により、母音+子音+eの構造に強くなれるようにする。
●“like”の発音を知ることで、エジンベア語の文字はエルトナ語と異なり、1つの文字が複数の音を持つことに気付けるようにする。
●活用練習において目的語にこの時点では可算名詞は用いない。
●不可算名詞句になるならば、形容詞による目的語の修飾で表現に幅を持たせてよい。
●目的語にコンパウンドを用いてフレーズアクセントを示して発音を強化する。
●目的語の定義の理解を促進させるために、“like”のエルトナ語訳の示し方には気を付ける。
●副詞句を付けて表現の幅を広げる。
●慣れてきた学習者へは以下の例文とそのエルトナ訳を示して、一気にレベルアップを図るとともに、文構造が上記例文と同じだと気付かせる。
The global super star and Takeshi
like organic salad and coffee jelly
that the famous shef cooks very much.
アズラン大学語学部エジンベア語科の言語教授法の授業の一幕です。
単純なことに対してもプロは深く掘り下げているのですね。
こうした学術機関に科は異なれどハネツキ博士もいたために、カミハルムイでは桜が一年中見られるのでしょう。