あやねの冒険日誌

3日間の北東北の旅から戻っているところです。予定では本日午後10時には家に到着予定ですが、使用予定路線が天候の都合で一部運休や遅延があるようで、どうなるかはわからないところです。

今回の旅をする前、様々な葛藤が正直ありました。無事な旅に終わるのかという不安や、真剣な目的もあるこの旅を「何遊んでるんだ」とリアル知人に批判される怖さなど様々な思いが交錯しました。
しかし、来年のリアル予定の事前下見、高い学力を持つと噂される地に言語学者としてその秘訣を見たい思い、またドラクエ10にて知り合えた東北在住のフレンドの人間性の良さとそうしたメンバーがかきおきメモや冒険日誌で度々記す東北の魅力が、いつしか東北に行きたい私の心を突き動かしました。

そこで時間の設けられる８月中旬すなわちお盆を利用して行こうと今年の春に決心しました。徐々にお金を貯めました。しかし、突然の車の大修理や歯の治療で大きな出費となりました。
さらに、出発希望の１週間前の週間天気予報で東北は台風と出ました。果たして希望通りに行けるのかわからなくなりました。こうした状況に対して、私を心配する聖なる存在の東北行きへの警告なのか、私が東北へ行くことで得る成果を恐れる魔なる存在の妨害なのか、しかしどちらであろうとも自己責任、あとは運任せと思い切りました。

８月14日に群馬と栃木を回る予定ができたので、15日に東北へ向けて自宅の最寄り駅から始発列車で出発しました。それなのに、東北の県に入ったのは午後のおやつの時間頃という想像以上の遠さです。
車での旅も考えていましたが、走行距離上、万一の故障の懸念から電車にしました。北日本への経費は、アストルティアの大陸間鉄道とは比較にならない高値なので、一番安上がりな羽越線経由の鈍行です。乗り換え時間が短く、乗り遅れるとその日のうちに到着できないため、長時間食事も取れずに大変でしたが、なんとか間に合いました。
突然の自分の急用によるキャンセルを避けるために、宿の予約も実はしていない無謀な旅でした。けれども、私の友人や知り合いもそうした旅を頑張って目標達成させる人もおり、私も叶えたいことに対して甘えてはいけないと思っています。

目的地は私には直接は無縁な秋田。私の心を突き動かした要素が集中する地です。ドラクエの主人公の如く宿屋に直に行き、空き部屋はありました。到着当日は長旅で疲れたので、特に外出せず休みました。

２日目が旅のメインでした。
道中は水田と森林ばかりで、中には樹天の里のような高所の木造駅を見たので、想像以上の田舎と感じましたが、秋田市はむしろ生半可な関東の主要市より都会でした。印象的なのは本屋の大きさとその陳列。漫画を例に挙げると同じ本が「雑誌別」と「作者別」の２箇所の棚に置かれているのは初めて見ました。また、本屋というより図書館みたいな店もありました。
ドラクエに関しては巨大なキングスライムぬいぐるみを目にしたり、「なまはげちゃん」の像を見て、ＤＱXIのヨロコボルトやなまはげトロールを想起させられたりしました。
３ＤＳのすれちがい通信はＤＱＸの便利ツールはいなかったですが、８や11は受信できました。
また、リアル業務上の目的である、こどもたちの高学力の秘訣を、シルビアがサマディーで主人公に話しかけたみたいな感じで聞き込み調査をしました。私との会話後に「そんな調査でわざわざ来るなんて面白い変わった先生ね」と、後ろで話してくれた女子高生もおり、「面白い？ありがとう！」と後で再度すれちがえた時に返礼しました。その「秘訣」の一端を知ることはできました。
さらに、今後の東北の旅に備えて、東北のリアル友人・知人作りを試みましたが、愛知の老婦人やスペイン人観光客とは仲良くなれましたが、東北人は残念でした。でも、先月に私の地元に来ていて意気投合した岩手の人とは状況連絡しました。
実は財布に穴が開いており、小銭が鞄内に散らばるので、秋田犬のデザインのお財布を買いました。

このように楽しい時を過ごさせていただきましたが、希望の全てを叶えきれていないのは残念です。その点に対する悲しさや悔しさの涙が目に滲んだ時もありました。しかし、東北の地はよかったのと、来年はこの地方に用はあるので、次回以降に残りの希望はお預けです。

今は一つ前の日誌に記しましたが、大荒れの日本海を眺めながら羽越線で帰路に着いています。今夜の帰宅後の数日ぶりになるドラクエ10のログインは疲労次第です。

ドラクエとあまり関係ない日誌が数日続いて申し訳ありませんでした。