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※ここ数日の日誌と合わせて読むと時間順はわかりやすいと思います。
訳あって予定を1日繰り上げて、東北より北関東の我が家に戻りました。この五日間は非常に有意義な期間で、希望通り今年の良き思い出ベスト5に入りそうです。去年も来ましたが、その時以上に「来てよかった」と本気で思っています。
今回東北に来た目的はある式典の進行の手伝いのためでした。その式典は無事に終了しました。そこで様々なことがありましたが、その式典開催中に一番感激したのは、十数年前に映像で存在を知った私が敬意を表する同業者と挨拶を交わせたことでした。まるでテレビでずっと応援していた芸能人と挨拶をしたかのようでした。その方とは気付かずに「御苦労様でした」と私が労う挨拶をすると、足を止めて私の方を向いて一礼し「こちらこそこのような素晴らしい場に来れたことをありがとうございました」と返されました。そのときに、その方だとはっきり認識しました。私ごとき凡人に丁寧な挨拶をしてくださったために、あまりにびっくりして十数秒間、私の感覚は停止していました。
上段の公用でせっかく遠くまで来たので、将来誕生しうる「理想のドラクエ」の追求とそれに賛同できるドラクエファンを探したいと思いました。
この式典会場に向かう途中では、私の知り合いの外国人の意外な正体を知っていた福島県民や、スーパーライトを深くプレイする青年に会えました。
式典翌日からは完全に私にとっては自由な時間となりました。盛岡に三泊していましたが、そこからどこに行くか悩みました。東北の電車は本数が少なく、一本逃すと到着が3時間遅れる場合もあります。盛岡の後、私の財力と時間の範囲内で行ける最北の場所まで行き、そこから徐々に南下しながら、東北のドラクエファンを探していこうと計画しました。特にドラクエへの思い入れの強い方はぜひとも見つけ出したいと思いました。まるでサマルトリアの王子を探し出すみたいな感じです。
しかし、北に向かう途中で、前の日誌に記しましたが、本当に行くべきか緊張と不安が高まりましたか、乗ってしまった電車なので、成り行き任せで北上を続けたのでした。
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今回行った最北の市でドラクエファンが見つかりそうな場所に行き、ラヴィエルやクリムゾングレイブなどの未入手のドラクエグッズを得られました。しかし、その地では時間帯の都合もあって、ドラクエの出会いはなかったです。
名産料理を囲んでドラクエ談義を各地でしたいという願いを抱きながら、そこから南下を始めて去年泊まったのと同じホテルに急な予約を入れて泊まりました。すると、東北の地で特に気にかけていた方からの手紙が届きました。実はその数時間前に今回の最北地点周辺で既にニアミスしていたとのことでした。そして、残念なことに急な体調不良とのことでした。私がどの辺を回るのか数日前に尋ね、それに返事をしましたが応答がなく、多忙なのかと思っていたら、そういう事情だったそうです。翌朝の体調を確認しましたが、まだ全快ではないことと私への感染を懸念して、中止となりました。
そのフレンドさんは私の疲労による体調を気にかけてくれましたが、確かに危ないかもしれない兆しが出ました。けれども、このまま納得いく成果を出せずに帰るのもと思っていたら、隣でヤクルトVS巨人戦のチラシを見ている方と話をしたら、ドラクエ6をやったことのある人とのことでした。
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この写真を見せたり、身の上話をしたりするうちに意気投合し、次の機会に可能なら会いましょうということにしました。
その後、酒田まで行き、そこから三択でした。山形県と仙台市にいる知人のどちらかに会うか、新潟県経由で帰るかということでしたが、都合のつく方がおらず、私自身も体に妙な感覚を感じたため、帰宅することにしました。
次に北東北に行くときに拠点とすべき地がはっきりしたのが大きな収穫でした。そこは散策したので、ドラクエ話をするのに良さそうな場所をいくつか実際に見つけました。さらに、そのエリアにはリアルにて万一のことが私に起きた場合に備えたいわばシェルターと言える場所があるのです。何気にありがたい場所で感激しました。
もう二度と私の意志で東北に来ることはなくなるかもしれないとも思っていましたが、また来る理由というかむしろ「許可」が得られたかの感覚で大変嬉しいです。
チャンスがあれば、またよろしくお願いします。
P.S.
この旅の間、下のキャラのオリジナルストーリーを考えていました。6月は言うなれば彼の月。彼の巻き込まれるトラブルを後日お楽しみください。