さて、帰らないと怒られる~
トベルーラの呪文を詠唱したものの、コントロールに失敗して月に来てしまった座敷童子。
なんとか頑張ってミドリア星と呼ばれたこともある惑星に帰ろうとしていました。
まさか、貴様とここで再会することになろうとは…
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座敷童子の前に、かつて勇者姫アンルシアと共に倒したはずの魔幻の芸術家たる大魔王マデサゴーラが現れました。
座:なんでいるの?
マ:余にも分からぬが、復活したらしい。
座:それで、何の用?
マ:もちろん貴様や勇者への復讐に決まっておろう!
座:いい加減にお絵描きしてなよ。
マ:相変わらずな態度だな、やれお前たち!
マデサゴーラが合図するとヘルチェイサー、レッドサイクロン、ダークペスカトレ、ネクロマンサー、キャノンキングといったモンスターたちが一斉に座敷童子に向かってきましたが、座敷童子は聖王逆鱗斬、天衣無縫斬、極神烈煌斬などの剣技で魔物の群れを蹴散らしました。
部下の倒された直後、マデサゴーラは周囲を加速する世界に変え、神速メラガイアーや連続ドルマドンで座敷童子に攻撃しました。
座:変身なしで、それは…?
マ:フハハハ、余が何も備えずに復讐すると思ったか?きちんと修行したのだ!
座:でも、これならやれる!ギラグレイド!
激しい灼熱がマデサゴーラを襲いました。
しかし
マ:ギラバリア!
マデサゴーラはギラ系呪文を無効にする特技を使ったため、ダメージを受けませんでした。
マ:ギラの熱をただ垂れ流すだけの下等な存在め!ギラの真髄を見せてやろう!
マデサゴーラはギラマータの呪文を唱えました。無数のギラの弾丸が座敷童子に当たります。さらに、マデサゴーラはギラスコールの呪文により、座敷童子を頭上からも攻め立てました。
座敷童子は気絶しました。
マ:自分の得意属性の呪文で倒される気分はいかがかな?
?:お前はこんなところで終わるのか!?
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座敷童子そっくりな謎の人形が突然現れました。
座:あなたは?
人:オレはハドラー。お前と同じくギラを得意としたかつての魔王。オレは勇者に敗れたが、今、この人形に宿って語りかけている。お前はどこかオレを倒した勇者に似ている。さあ、思い出せ!お前が乗り越えた修行を!
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座:!?
人:そうだ!お前にはギラの力が存分に籠っている。さあ、精神の赴くままに解き放ってやれ!
座敷童子は叫びました!
「みんな、私にMPを分けてちょうだい!」
アンルシア:わらしが呼んでる…
ムーロン:MP(ムフフパワー)を持っていけ!
ソーミャ:つ、使って…
ラピス:わらし、持ってって
アーちゃん:どうぞなのです。
プリム:戻ってもらって猫を世話してもらわないと!
スカラベキング:わらしめ!ちくしょう、持ってけ!
シルビア:なんか面白そう!さ、プクちゃんたちも。
こうして、集まった魔力で座敷童子はミナメギラの呪文を唱えました!
マ:バカな!この余があ、あ…
こうして、マデサゴーラは再び地獄に落ちましたが、座敷童子が月から戻れたかは不明です。
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ヒストリカは呟く。
ヒ:この間、カジノで当てたせかいじゅの葉が、奈落の門の方に飛ばされたが大丈夫か?ヒストリカ・ダズン・アンダスタン!