【ネタバレ注意】
この日はバージョン5.2のシナリオを進めました。先は何となく読めてはいるものの、それでもキャラクターの性格が良いため、どうなるのかわくわくします。
トポルの村がごうけつぐまやアークデーモンといったパワー型モンスターに襲われていました。
「弟が死んだ!」
ギャノン兄がわめきました。
フンガーが言います。
「村人を拷問して、ベルトロの居場所吐かせましょう」
ところがギャノン兄は「お前に何が分かる!?」とフンガーを切ってしまいました。
「はっ?なぜ死んでる?」ギャノン兄が気付きました。
すると、フェアネが見つかってしまい、ギャノン弟とフンガーを殺した犯人と言い掛かりを付けて殺そうとします。
そこにティリアが駆けつけ、フライパンで防きました。
「貴様は万死に値する!おい、巫女ッ!その果実をよこせ!」
イルーシャがラーの果実をティリアに渡すと、ティリアはそれを口にしました。そして、ティリアは元のヴァレリアの姿に戻るのでした。
「もう二度と私の目の前で大事な者の命を奪わせたりはしない!」
ヴァレリアはギャノン兄らを一瞬で倒してしまいました。
ヴァレリアはアスバルの光線で吹き飛ばされ、呪いの泉でもっともなりたくないか弱きこどもの頃の姿になってしまったのでした。
ベルトロが呟きます。「か弱きこどもの頃ねえ」
ヴァレリアが語りました。
「戦いに敗れ、あのような無様な姿になってしまっては私に魔王たる資格などない。だから、残された人生をこの村でただの無力な娘として生きていこうと決めた。だが、魔界はまだ私の力を必要としているようだ。皆の者、世話になったな。村の復興にはバルディスタが力を貸すと約束しよう。」
こどもたちは月スミレのランプ見せて礼を言います。「ティリアや。色々とありがとうねえ。またいつでも遊びにいらっしゃい。」フェアネが見送りました。
「俺ぁ、あのガキを見たとき、ハナっからヴァレリアなんじゃないかって睨んでたんだ。ヤイルの件やゼクレスとの戦いやらいろいろあったせいで、あの通りすっかり腑抜けてたろ?そこで一計を案じ、俺を追って来たギャノン兄弟をまんまとおびき寄せてイヤでも立ち直らざるを得なくしたのさ。ヴァレリアも元に戻ったし、厄介なギャノン兄弟も始末できたし、完璧な作戦だったろ?」
ベルトロがあたかも計算通りだと胡散臭い口調で言いました。
「今回の礼も渡したいからバルディスタに来てくれ」
フェアネは、ティリアの献身的すぎて自分を大事にできないクセを治したかったらしく、今後は自分自身を大切にする人生を送ってほしいとヴァレリアに伝えることを頼んできました。
バルディスタはまだ戦闘中でした。しかし、冷たい衝撃と共にヴァレリアが帰還しました。
「この馬鹿騒ぎに私も参加していいか?」
逃げ去る者、ひざまづく者、一瞬でバルディスタは落ち着きました。
「貴様の強さも放っておくには惜しいな。我が陣営に加わらぬか?」とヴァレリアはこちらに振ってきました。
はいと答えると
「愉快な奴だ、真剣に考えておくからな」
と返されました。
ベルトロがあとから来ました。ひとまずバルディスタは安泰と安堵し、こちらに礼を渡しました。
「あの猪突猛進なお嬢様は魔王として力も資質も申し分ねえ。だが、純粋すぎるのか弱いところもあってね。危なっかしいんだ。だから、俺みたいなこずるいオジサンが支えてやらなきゃならないのさ。俺に会いたくなったら、バルディスタ城の玉座の間までいつでも足を運んでくれよ、相棒!」