キメラの中でも知能の高い個体が、数々の呪文を見聞きする中で習得し、いつしか別種にまで進化したのがメイジキメラです。その呪文の数は非常に多いようですが、これまでに野生のメイジキメラが詠唱した呪文として、確認されているものの一部は、ヒャド、ギラ、デイン、ラリホー、メダパニ、マヌーサ、バイキルト、マホカンタ、ホイミ、ベホイミ、ベホマといった感じで、攻守両名に幅広く習得しています。
そして、これらの呪文の暴走率も進化の中で増し、特に生命力の低下に反比例して、その暴走率が高まる体質になっています。
また、呪文だけでなく、微風の加護を受けた炎や吹雪を吐き出します。さらにブレス以外に、機関銃の弾丸のように羽根や氷塊を撃ちつけたりします。
ホークブリザードやキマイラロードとは生物学的に相性が良くて、様々な連係技を繰り出します。
こうしてみると、知能面に偏っている印象もありますが、滑らかな飛行を自在にするための筋力トレーニングも欠かしておらず、腹筋の割れ目はそれによってできたものと言われています。魔界ではメタルカイザーの召使いとして仕えていて、様々な仕事をしているようです。地上に出るとレンジャーの狩りの訓練の相手として狙われ、倒されたメイジキメラから作った羽根飾りは女性に人気です。それを贈ろうとメイジキメラに挑んで重傷を負う男性もいるらしいです。冒険者の中にはメイジキメラのセピア色の体色を見て、なぜか過去の思い出が心に浮かんで涙ぐむ人もいます。他にも魔力の詰まったメイジキメラの蒲焼きを食べると呪文の威力が上がるそうです。
そんなメイジキメラを25匹討伐してきました。