あやねの冒険日誌

いよいよアーちゃん一行は冥王ネルゲルの城に着きました。


アトラス、バズズ、ベリアルがアーちゃんたちを始末しようと現れました。アーちゃんは小枝を振り、ヴァレリアがマヒャデドスで、クラウンがイオグランデで、クマリスがへんてこ斬りで３匹をあっさり始末しました。

そして、ネルゲルのいる部屋の前に来ました。扉にはカギがかかっていましたが、クラウンがアバカムの呪文で開きました。
「私が冥王ネルゲルです。これまで色々とやってくれましたね。初めてですよ、私をここまでコケにしたおバカさんたちは。ですが、消してしまう前に聞いてみましょう。もし私の味方になるならば、世界の半分をあなたに与えましょう。」
「いいえなのです。」
「仕方ないですね。私がお仕置きしてあげましょう。さあ、いらっしゃい！」
ヴァレリアのグレイトフルブリザードとクラウンのメドローアがネルゲルに大ダメージを与えました。
「なるほど、思っていたよりもずっと強いようですね。いいでしょう、地獄以上の恐怖を見せて差し上げましょう！」

ネルゲルは巨大な竜に変身しました。テールスイングやダークネスブレスで、ヴァレリアとクラウンはピンチでした。
「く、こうなったら！」
クマリスがパルプンテを唱えるとアーちゃんの知人のドワーフが現れました。
「大丈夫か!?アーちゃん！」
しかし、ドワーフはネルゲルに踏み潰されました。
「うぎゃあああああああー！」
「あらあら、かわいそうに」
「よくも、もちおさんを！」
「まさか、アーちゃん、穏やかな心を持ちながら激しい怒りによってなれる伝説のアレに…」
「まあ、仕方ないのです」
「ア、アーちゃん…」
「でも、お前はやっつけるのです。毛皇二九字剣(もふおうぷくじけん)なのです！」
ぺちん！
アーちゃんの攻撃はネルゲルの急所に当たりました。
遠く離れた地にいるロン・ベルクが言いました。
「アメリアの小枝に付けた錬金効果の１つは『攻撃時に耐性無視で100%急所攻撃』だ」
「こ、こんなこと、あっては、ならない…ぐわああああああああ！」
「やったったのです！」

こうして、勇者アーちゃんたちによって世界は魔物の脅威から救われたのでした。