先日、好評をいただいた「レンジャーの女」の第3話です。
勇者ははやぶさの剣を装備し、ギガンテスを攻撃しました。
グオ!
攻撃を受けたギガンテスは両腕で棍棒を振り下ろして、まじんぎりを放ちました。
「しまった!」
ギガンテスのまじんぎりが勇者に当たりました。その衝撃で、周囲の木の数本が倒れました。
「く、それなら・・・」
勇者はライデインを唱えました。
グオオオ!
「やったか?」
ギガンテスは倒れず、勇者を睨み付けました。そして、怒りのまじんぎりを打ち付けました。
「うああああああああ!」
瀕死の勇者にギガンテスが止めをさそうとしているようです。
クワァ!
突然、ギガンテスのふくらはぎに鋭い痛みが走りました。
!?
ギガンテスが振り向くと、レンジャーに連れられたデッドペッカーがいました。
思わぬ攻撃に怒りを覚えたギガンテスがデッドペッカーに襲い掛かります。ところがその時、ギガンテスが巨大な爆発に巻き込まれました。
グガ??
「運がなかったようね」レンジャーの女が言いました。
「あなたの足元に散歩中の爆弾岩がいたの。それを踏みつけたのよ。」
危険を察したギガンテスはフレンドのドラキーを呼びました。
ドラキーに気を取られている間に、デッドペッカーとレンジャーを仕留めようという作戦です。
しかし、デッドペッカーは煉獄火炎を吐き、ドラキーとギガンテスを一掃するのでした。
「れんごくまちょうを配合し、覚えさせたのは正解だったようね。」
ベホイム!
レンジャーがギガンテスにやられた勇者を治療しました。
「ありがとう。俺もまだまだ未熟だな。」
「仮にも、勇者ね。人としての心はあるようね。」
「それはどういう・・・?」
「いずれまた会うかもね。強き者。」
レンジャーと仲間の魔物はその場を去りました。いったい何を求めて旅をしているのでしょうか?