前編の続きです。
前編からどうぞー
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前編のあらすじ
雪山に遊びに来たネネは普段着で来た為遊べず
防寒対策のためイエティの毛皮で
コンシェルジュにセーターを編んでもらった。
そして翌日。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ネネはイエティの毛皮で作ってもらったセーターで
寒さを感じる事なくマシン系モンスターのビビと戯れていた。
「ビビー」
「雪玉投げるのでマトになってー!」
『ネネサマ、マトならプヨンターゲットというモンス・・・』
「えいやー!」
ネネはビビの話を聞かずはしゃいでいる。
ビビはロックオン機能も搭載しているので
投げて来る雪玉はもろともせず
全て弓や刀で雪玉を破壊していきます。
「さすがやるわね、ビビ」
『♪』
「次は雪だるま作るよー」
『リョウカイシマシタ』
「でーきたっ!」
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「ビビの方が大きいね♪」
『イエイエ、ネネサマもお上手デスネ』
ネネとビビは時間を忘れて楽しんでる様です。
暫くしてネネがふと思い出した様にビビに問いかけた。
「ねぇビビ、昨日毛皮を剥ぎ取っちゃったイエティってどうなるの?」
『・・・』
『申し訳ありまセン』
『データにございまセン』
「そっか」
「ビビにも知らないことがあるのね」
「ねぇねぇ、探しに行かない?」
『リョウカイシマシタ』
『私も興味がありマス』
そして
ネネとビビは例の毛皮を剥ぎ取ったイエティを探し歩いた
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「ねぇ?」
「この辺りに毛皮を剥ぎ取られたイエティ居なかった?」
モコモコした毛玉は無言を貫いている。
自分も毛皮を剥ぎ取られるかも知れないと思っているのであろう。
何度か聞き取りをするうちに
あのイエティを知っているという別のイエティに出会った。
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〝我らイエティ族は毛が生え変わるのに暫くかかるんだ〟
〝あいつならここでは生きられないので過ごしやすい所に移動したぞ〟
〝確かリャナ??って言ってたな〟
「へーそうなのね」
「ちょっとひどいことしちゃったかな?」
「ビビ、今から謝りに行こうかー」
『リョウカイシマシタ』
『行ってみまショウ』
教えてくれたイエティにお礼を言い、
ネネとビビはリャナに向かった。
・
・
・
「着いたね」
「本当にこんな所に居るのかな?」
『ピピッ』
『反応アリ反応アリ』
そして反応のある所に向かうと・・・
「えっ!?」
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「あなたがあの時のイエティ??」
〝リャナいい所だな〟
〝オレ気に入ったぞ!〟
〝あの時は毛皮を刈ってくれてありがとな!〟
何とあの時のイエティはこんな姿で生活をして居た様です
ネネは謝る予定でしたが、
逆にお礼を言われたので何も言えず帰る事にしました。
「ビビ、まさかあのモンスターがイエティだったとはね。」
『インプット完了!インプット完了!』
「じゃ、今日は帰ろうかー」
「また遊ぼうね!」
『リョウカイシマシタ』
『インプット完了!インプット完了!』
『インプット完了!インプット完了!』
〜完〜